ファンギゾンシロップの適応は「消化管におけるカンジダ異常増殖」です。
口腔カンジダ症の患者さんに適応外として処方されることがあります。
今回はフロリード経口ゲルが使用できない口腔カンジダ症の患者さんについて備忘録として過去も含めて2症例メモします。
(フロリード経口ゲルについてはこちらのメモです)
https://yakuterrace.com/u/je7mhnonud/x2kpv3564jcwx8

症例1
ファンギゾンシロップ 1日4ml
分4毎食後寝る前  6日分

ファンギゾンシロップ1本24mlを精製水1Lで薄めて約42倍に希釈する指示がありました。
1日3~4回コップ半分ぐらいの量を入れてうがいです。
 

希釈の計算の再確認のためこちらも参考になりました。(農薬の計算ですが)
http://www.ihs-agri.jp/nouyakukisyaku.html

 

どのくらいの希釈が正しいのか適応外のためなかなか情報がありません。
こちらのwebサイトも参考にさせていただきました。

通常,50~100倍希釈液(シロップ5~10mLを500mLの精製水で希釈)
https://kanri.nkdesk.com/chouzai/chouzai8.2.php

 
約42倍の希釈で大丈夫なのかが心配で、症例豊富な知人の薬剤師に連絡して確認。
実症例を複数確認して患者さんにお渡ししました。

症例2
ファンギゾンシロップ 1日3ml
分3毎食後  8日分

ファンギゾン1本(24ml)を精製水500mlで希釈。
1回20mlでうがいの処方です。

情報も少なく苦労した思いから備忘録としてメモします。

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