不安と焦りを感じる患者様に
投薬の際、薬とは直接関係のないアドバイスをした事例を紹介します。
先日、めまい感と血圧の乱高下を主訴とする患者様が来局されました。
4日ほど前から症状が出て、神経質になっている様子です。
処方はビソプロロール錠2.5mgのみ。
投薬した際、こまめに血圧をチェックしていた旨も伺いました。
医師から、血圧測定の指示が出ていない事を確認した上で、積極的に血圧を測らないように、朝晩2回の測定で十分な旨を伝えました。
さらに、血圧はよく変動するので一喜一憂しないでいい事、体調が悪くなってすぐに受診を決断したのは良かったという事を伝え、前向きな気持ちになれるようにしました。
神経質な患者様では、家庭血圧の値が悪いと不安を増幅させて、余計に血圧を上げてしまう方もいます。ひどい場合、家庭血圧を測らないよう医師から指示されている方もいます。
今回の患者様は、普段は神経質ではないかもしれませんが、急な体調変化での不安と焦りを感じました。
患者様の気持ちが落ち着かないと、効くはずの薬も効かなくなると判断してのお節介です。
今回の患者様の場合、家庭血圧の事は病院では言わなかったそうです。薬局で折角伝えてくれたお話に対して、できるだけフォローができたらと思います。
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