「困難を乗り越える」
 
私は、困難は乗り越えるものではなく、共存していくものだととらえています。
どういうことでしょうか?
 
私は、心を整える方法として、マインドフルネス(瞑想)を取り入れています。
私が習っているのは仏教がベースの瞑想なので、瞑想の先生から、
ブッダの思想について教えて頂く事があります。
 
このブッダの思想が、困難に対応する上での、私の指針になっています。

 
「解決しようとじたばたしない」
 
私たちは生活するなかで、大小ありますが、いつも問題にさらされています。

「この問題が解決すればなんとかなる!」と思いがちですが、
問題が解決しても、また新たな問題が出てくるという経験を、
皆さんしているのではないでしょうか?
 
そう、問題は永遠になくならないのです。
 
ここで、ブッダの言葉によると、

「問題を解決しようとしない。
問題はあってもいいものだ。
問題は邪魔なものではない。」

と捉えることが大事だそうです。
 

 
でも、問題が未解決では苦しいですよね。
だから、問題を冷静に見つめることが大事になります。
 
すると
自分が行動することで解決する問題なのか、
自分の行動では解決できない問題なのか、
はっきりしてきます。
 
前者の場合、解決に向けてシンプルに行動するのみです。
 
後者の場合、不安が不安を呼び、膨れ上がったものが問題の正体であったりします。
 
これもまた、ブッダの考え方ですが、

「過去は消せない、未来は存在しない。
今を丁寧に生きることを繰り返せば、
自分が落ち着き、周りも落ち着く。」

と説いています。
不安は、未来に対しての心配ですが、誰にも分らない未来に対して、不安を抱く必要はないのです。

 
そして、1つの問題の中に、自らの行動で解決できる問題とできない問題、
2つの要素が入り混じっていることは、とても多いです。
だからこそ、冷静に、心をクリアにして問題と向き合うことがとても大切になります。

 
例えば、調剤過誤を起こして患者様から叱責を受けたとします。
患者様への謝罪など、やるべき事をした後でも、いろいろな思いが交錯してモヤモヤしますよね。
 
ここでいったん冷静になるのです。
 
自分が行動することで解決する問題は
・過誤を繰り返さないための対応を考える
・次回、患者様とお会いした際にどのように対応するのか考える
・迷惑をかけたと思う同僚・上司に謝罪をする
といったことでしょうか。
 
一方、自分の行動で解決できない問題は、
・患者様がまだ怒っているかもしれない
・同僚・上司にダメな薬剤師と思われたかもしれない
・自分は薬剤師に向いていないかもしれない
不安ばかりです。
 
実際、患者様がまだ怒っているのかも、同僚にダメと思われたのかも分からないですし、
今からの行動次第で変化するものなのです。
 

私はこの考え方を学んでから、困難に感じる出来事はとても減りました。
困難と共存する方法もあるのだなーと、知って頂けると嬉しいです。

 
そして、自分の行動で問題を解決するツールとして、
ヤクテラスのような知識の共有サイトがあるのは、とても心強いことです。
2021年も、問題はいろいろと出てくるでしょう。
皆で知恵を出し合って問題のハードルを下げていきたいですね☆
 

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プロフィール

ゆー
性別
女性
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自己紹介
調剤薬局勤務のママ薬剤師です。
患者様とのよりよいコミュニケーションを目指して試行錯誤しています。
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よろしくお願いします!
保有資格
研修認定薬剤師

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