【日常】かかりつけ薬剤師を推進させるきっかけを与えた一言

こんにちは！！
汗かき薬剤師saitorioです。

今回は薬局で起こった日常でのやりとりで得られた
かかりつけ薬剤師推進への「気づき」について触れていきたいと思います。

【要点】
・日常の何気ない会話もヒントになる。
・人の価値観を擽ってあげる。
 

何気に普段の日常にも画期的なアイディアであったり
問題解決に繋がるような出来事が起きていることがあります。

ところで、あなたの薬局では
かかりつけ薬剤師は推進されているでしょうか？

積極的に取り込まれているところや
全くもってやってないところあると思います。

そんな中、全くもってやる気を見せなかった
御年50代くらいの管理薬剤師である「Kさん」に
ある一言をかけた結果、何だか前より積極的に服薬指導に臨んでる気がします(笑)

そのかかりつけ薬剤師を推進させた一言とは
どんなことだったのか？見ていきたいと思います。

これからかかりつけ薬剤師の算定を
目指したいけど周りが全然乗り気でないと
頭を悩ませてるそこのあなた。

是非、この記事がヒントになれば幸いです。

因みに、今回登場する「Kさん」は
とてもユニークな薬剤師なのでこれからも出てくると思います(笑)
 

かかりつけ薬剤師

「かかりつけ薬剤師」は2016年4月から始まりました。

このかかりつけ薬剤師の推進は
薬局毎にバラツキがあるように思います。

というのも、現在の私は
大手の調剤薬局を経験した後
派遣薬剤師として各地、各店舗を回っているからです。

大手で正社員で勤務してた時は
かかりつけ薬剤師が始まった当時から
積極的に取り込んでました。

しかし、派遣としてお世話にある薬局さんでは
算定要件を満たしてるけど、全然推進してないところが多い印象です。

因みに、何故取り込まないのか？
詳細については聞けてないが、たぶんお察しのところ。

正社員当時は薬剤師自ら、かかりつけ薬剤師の説明と
同意まで取得して患者を抱えるってのが当たり前だと思っていたので
「常識って場所が変われば非常識」になるのだと改めて感じた。
 

きっかけを与えた一言

どういう経過忘れてしまったけど、唐突に薬剤師Kさんから
「これからオンライン服薬指導って普及していくんですかね～」って聞いてきた。

そりゃ、普及するだろ。と心の中で思って
「ん～そうですね～。コロナの影響もあったし、更に普及するでしょうね～」と返した。

どうやら、ここの店舗でもオンライン服薬指導を
始めるみたいでそんなことを聞いてみたのかもしれない。

個人的には非常に楽しみです。

そこでさらに以前に報道されて記憶に新しい
「対面撤廃」「常駐業務廃止」の話題が脳裏を過ったので補足してみた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64798330Y0A001C2MM8000

「服薬指導に限らず、これからの薬剤師業務はオンライン化すると思いますよ。自宅から服薬指導できたら、わざわざ薬局に出勤しなくて済みますね(笑)」

「薬を渡す行為もいずれ、宅配業者が業務を担うことになるので、今までの調剤薬局みたいな店舗を構える必要がなくなると思います。」と付け足した。

それを受け薬剤師Kさんは「それはええな！服薬指導だけで済むなら、自宅で個人でも出来るってことやろ？」とことの重大さを理解してないかのような解釈で、この人は流石だなって思ってしまった(笑)

薬剤師の仕事はテレワークができない仕事でしたが、
そう遠くない未来で可能となる。

そうなると、どれだけの薬剤師が不要になるでしょうか。

こう考えるだけでもゾッとしながらも「そうなれば良いですね～」と気楽に返答。

「仮に自分でオンラインの薬局を開業できても集客が難しそうですね。どうやって患者を引っ張ってくるのかとか。服薬指導1本でやっていくなら、服薬指導に価値を見出さないと患者は納得してくれないと思いますよ？」

「そうか～。近所の家を周って営業するか～。」と冗談なのか分からない薬剤師Kさん。

「後の事を考えると、個人になったときでも自分について来てくれる患者を作るしかないですね。例えば、かかりつけ薬剤師がそれに近いかも。」と何気なく言ってみた。

それから気のせいかもしれませんが、Kさんは
かかりつけ薬剤師を意識してか、患者との服薬指導に時間をかけるように(笑)

まあ、動機は不純なものであっても結果的に
かかりつけ薬剤師推進へのいい動機付けになった思います。

もしも薬局内でかかりつけ薬剤師を推進したいけど、
周りが賛同的でなく悩む薬局長は、

☑その当事者が何を重要視しているのか？
☑どのような価値観を大事にしているのか？

その辺を把握して声かけしていかないとその人は変わらないと思います。

日常のコミュニケーションが鍵になってきますね。

でした(*'▽')

いかがだったでしょうか？
ちょっとビジネスよりの内容になりましたが、
薬局で勤務する者にとっては大事な考え方だと思います。

この記事があなたのこれからの働き方ヒントになれば幸いです。

これからも派遣薬剤師に関する記事を予定してますので、
興味のある方は見逃さないように「フォロー」をお忘れなくお願いしますね(; ･`д･´)
 

この記事を書いた人

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