メモ : 【捕捉】リベルサスが長期処方可能になった結果、各地でPTPを縦に切って調剤する事例多発

2021/12/23 2022年3月27日 17:16

【捕捉】リベルサスが長期処方可能になった結果、各地でPTPを縦に切って調剤する事例多発｜奇数日処方の対応方法

【捕捉】リベルサスが処方可能になった結果、各地でPTPを縦に切って調剤する事例多発

こんちゃ(*'▽')さいとりおです。

今回去年発売された「リベルサス」について現段階の最新情報をお伝えしていきます。

以前に投稿させていただいた記事にアクセスが増えていることから、おそらくあなたの薬局でもこの「リベルサス」を調剤することが多くなったと推察されます。

関心の高さが伺えます。

しかし、去年の情報と今現在の情報と少しばかり違いがあると判断したために、今回の記事で捕捉させていただこうかと思いました。

まだ、ご覧になられてない方はこちらを参照ください。

補足内容

・リベルサスが長期処方可能になった。
・PTPを縦に切っても問題ない。
・錠剤を覆う部分に穴が開いても、２~３日は安定性に問題ない。

長期処方可能

リベルサスが長期処方可能になりました。

このことで処方されるドクターたちが多くなったことで、みなさんの薬局でも処方が飛んだ来たのではないでしょうか？

事前にどんな薬なのか知らないと、急に処方されて戸惑った先生たちも多いはずです(笑)

ここからが問題。

長期処方が可能になり「奇数日処方」が乱立されたということです。

リベルサスの登場から馴染みの深いドクターは、MRや門前の薬剤師達によって「偶数日」しか処方できないと知っております。

なぜ、「偶数日」しか処方されないのかを疑問に感じた方はこちらから。

ところが、投薬制限解除スタートのドクターは、そんなの知るはずもなく「35日分」など奇数で処方するはめになってしまったのです。

結果どうなったか？

・リベルサスを知ってる薬剤師は、疑義照会して奇数から偶数日に変更をお願いする。
・知らなかった薬剤師は、PTPを縦に切って調剤する。

といった、現象が各地で多く見られたとメーカーの人から聞きました。

疑義照会する方もさせる方も疲労するこのリベルサスの調剤問題をみなさんはどのようにして切り抜けるでしょうか？

PTPを縦に切っても問題ない

その答えはこれです。

「PTPを縦に切っても問題ない」

どっひゃ～なんじゃそれ～～ってなりますよね(笑)

制限解除前から真面目に取り組んでたことをいとも簡単に崩すような「悪魔の所業」

リベルサスのPTPの質が向上しない限りは、現行通りの「ミシン目で切る」調剤が求められます。

しかし、処方量が増えてく中で、全国的に偶数日関係なく処方される症例が多くなりました。

その結果、ＰＴＰを縦に切ってしまうケースが増えたとメーカー担当から苦笑いで聞いてます。

根拠となる資料を提示できないのは残念ですが、メーカーの話しだと「大きい声で言えないけど、リベルサスのPTPシートを縦に切っても問題無い」とのこと。

ポイントは切る際に錠剤を覆う部分に当たらないことらしい。

仮に覆う部分に穴をあけてしまっても、「２～３日」は安定性に問題ないと伺ってます。

つまり、これらの情報から今お世話になってる薬局では「奇数日処方が来ても疑義照会せず、ＰＴＰを縦に切って調剤する」と対応してます。

あくまで、今回の内容に関しては「参考程度」にして欲しいです。

できるなら、予めドクターとの意見交換をしておく方が薬局として無難かと思います。

なぜなら、ドクターがリベルサスの取り扱いをメーカーから聞いてるような状況で、真面目に疑義照会した結果「え？奇数日でもいいって聞いてるけど」となったら薬局の信用に関わるかもしれません(笑)