夜間頻尿でベオーバを服用されている患者さんに「五苓散(ごれいさん)」が処方された実例です。

この患者さんはめまいの治療でメリスロンやアデホスコーワ顆粒を服用していましたが改善が見られず、今回から主治医は五苓散を処方されました。

薬剤師は「体内の余分な水を排泄するのでおしっこ(尿量)が増えるかもしれません」と説明しましたが、患者さんは「体内の余分な水分を排泄するのでおしっこ(回数)が増えるかもしれません」と解釈され、「頻尿だからそんな漢方薬を出されても・・・」と困った様子でした。

個人的には薬剤の説明が間違っているとは思いません。
患者さんによって説明を工夫しなければならないと感じました。

この患者さんには「体内の水分バランスが乱れることによってめまいが起きている可能性があるので、この漢方薬で水分のバランスを整えていく必要があると医師は考えたのだと思いますよ。毎日毎晩おしっこが複数回出るというわけではないのでご安心ください」と説明しました。

過去の五苓散のメモはこちらからどうぞ

五苓散の服薬指導(ワンポイントアドバイス)【ワダ漢方】
https://yakuterrace.com/u/kouta2/wp2gess3gpijno

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ワダコウタロウ
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