葛根湯の服薬指導(ワンポイントアドバイス)【ワダ漢方】
葛根湯は発汗により病邪を追い出す処方です。
病邪を追い出す4つの方法はこちら!
https://yakuterrace.com/u/kouta2/wp2gess29uxfsb
葛根湯で検索するとしばしば「無汗(むかん)」の表記があります。
これは体力が比較的ある人が発汗することで熱を下げようとする身体の反応が見られない事を指します。
その無汗(むかん)に対し、葛根湯の「麻黄」と「桂皮」が汗腺をひらいて発汗させていきます。
ちなみに葛根湯の「葛根」が首や肩の凝りをほぐしてくれるため、
- 風邪薬
- 肩こり解消
の2つが期待できます。
ワンポイントアドバイス
《肩こりで処方された患者に対して》くず湯などで知られる「葛根」が凝りをほぐしてくれるお薬です。
なるべく温めることで凝りのほぐしが捗るので苦手で慣れければ生姜(チューブ可)を足してみてください。
《風邪で処方された患者に対して》
生薬が汗腺をひらいて発汗させるので、汗をかいてきたら葛根湯が効いてくる合図。
汗の代わりにお小水(=おしっこ)が増える方もいらっしゃるので、トイレは我慢しないでくださいね。
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