【漢方雑学】急性疾患における漢方薬の考え方【ワダ漢方】
病邪(病気)を身体から追い払う方法として4つご紹介します。
昔は「細菌」や「ウイルス」なんて概念がなかったので、急性疾患(いわゆる風邪)を病邪に身体を侵された状態と考えていました。
「汗・吐・下・和」です!
文字通りですが簡潔に解説すると
「汗(かん)」・・・発汗により病邪を追い出す。(例:葛根湯など)
「吐(と)」・・・吐くことで病邪を追い出す。(現代医学において薬で嘔吐させて治療というのは好ましくないので治療薬として使われることは滅多にありません)
「下(げ)」・・・排便で病邪を追い出す。(桂枝加芍薬大黄湯など)
「和(わ)」・・・中和して病邪を打ち消す。(小柴胡湯などの柴胡剤)
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