ワーファリン服用患者の重篤出血時の対応
救急外来からワーファリン服用中の患者にケイセントラを使いたいと電話がかかって来ました。
今まで手に取る機会がなかったので、調べてみました。
【重篤出血患者がワーファリン(Wf)を服用していたときの対応】
①止血の処置
②Wfの中止、減量
③ビタミンK投与(重症度に合わせて内服or静注)
④早急にWfに効果を是正する必要がある場合、ビタミンK依存性凝固因子濃縮製剤(プロトロンビン複合体)の投与、新鮮凍結血漿の投与を行う
循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドラインより
【ケイセントラとは】
プロトロンビン複合体であるケイセントラはWf(ビタミン K 拮抗薬)の投与により減少した血液凝固第II、第 VII、第IX、第X因子を補充することにより抗凝固状態を改善する薬剤として2017年に承認された。
ケイセントラ効能効果
「ビタミンK拮抗薬投与中の患者における、急性重篤出血時、又は重大な出血が予想される緊急を要する手術・処置の施行時の出血傾向の抑制」
適応
①ビタミンK拮抗薬内服中
②急性重篤出血または重大な出血が予想される緊急手術・処置を施行する
③播種性血管内凝固患者(禁忌)に該当していない
に当てはまればケイセントラ適応になります。
注意事項
ケイセントラはPT-INRと体重によって投与量が異なる。
副作用として、血栓塞栓症のリスクがあるので、出血の程度やリスクにより適切な対応が必要。
急性重篤出血をきたした患者では、出血抑制の維持が重要であるためビタミンKの併用投与が推奨されている。
【ビタミンK製剤】
・ビタミンK1(フィトナジオン):商品名カチーフ、ケーワン
・ビタミンK2(メナテトレノン):商品名ケイツー(内服・静注)
中和薬があることを知っておくと選択肢の一つとして適切な対応ができると思いました。
今まで手に取る機会がなかったので、調べてみました。
【重篤出血患者がワーファリン(Wf)を服用していたときの対応】
①止血の処置
②Wfの中止、減量
③ビタミンK投与(重症度に合わせて内服or静注)
④早急にWfに効果を是正する必要がある場合、ビタミンK依存性凝固因子濃縮製剤(プロトロンビン複合体)の投与、新鮮凍結血漿の投与を行う
循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドラインより
【ケイセントラとは】
プロトロンビン複合体であるケイセントラはWf(ビタミン K 拮抗薬)の投与により減少した血液凝固第II、第 VII、第IX、第X因子を補充することにより抗凝固状態を改善する薬剤として2017年に承認された。
ケイセントラ効能効果
「ビタミンK拮抗薬投与中の患者における、急性重篤出血時、又は重大な出血が予想される緊急を要する手術・処置の施行時の出血傾向の抑制」
適応
①ビタミンK拮抗薬内服中
②急性重篤出血または重大な出血が予想される緊急手術・処置を施行する
③播種性血管内凝固患者(禁忌)に該当していない
に当てはまればケイセントラ適応になります。
注意事項
ケイセントラはPT-INRと体重によって投与量が異なる。
副作用として、血栓塞栓症のリスクがあるので、出血の程度やリスクにより適切な対応が必要。
急性重篤出血をきたした患者では、出血抑制の維持が重要であるためビタミンKの併用投与が推奨されている。
【ビタミンK製剤】
・ビタミンK1(フィトナジオン):商品名カチーフ、ケーワン
・ビタミンK2(メナテトレノン):商品名ケイツー(内服・静注)
中和薬があることを知っておくと選択肢の一つとして適切な対応ができると思いました。
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