当薬局では困ったときは「SQECh」という行動指針を基に行動するようにしています。
SQEChの概要につきましては、以前のメモをご参照ください。

ディズニー4つの鍵と薬局への応用
https://yakuterrace.com/u/je7mhnonud/x2kpv3545sea3k

行動指針があることのメリットはいくつかありますが、最大のメリットは議論の余地があることだと思っています。
例えば、困ったときにある行動をして「そのAという行動よりこっちのBという行動の方がよかった」と上司に言われることってありませんか?
そのときに、「それは上司の感覚で言っているだけで、私の感覚ではAの方が合っているのにな」と思うかもしれません。
人が一生懸命考えて出した答えや行動には大きく言えば正解も不正解もないと思っています。
なぜならひとによって目的は違いますし、目標や生き方、ライフスタイルが異なるからです。
ひとつの行動に伴うのはメリット・デメリットだけです。
しかし、個人が出した答えには確かに間違いはないですが、目的がはっきりしている会社や組織として考えた時にはそのメリット、デメリットが会社の方向性と合っているかを検討しなくてはいけません。
場合によっては、個人としての行動は正しくても、組織の方向性としては、ずれてしまっていることがあります。
そのために必要なことはまずは会社の方向性を確認しておくことだと思っています。
逆に代表の仕事は理念をしっかり浸透させることです。
僕は代表としてなかなか出来ていないなと、言葉でいうよりも難しいなと反省しながら自戒の意も込めてメモしています。
うちの薬局の理念は「ひとの成長を通して、地域から社会に貢献する」です。
大切にしていることは、万が一やむを得ない事情で会社をやめなくてはいけないときにでも、どこでも就職できる、一生就職には苦労しない、出来れば他業界でも全然やっていけるぐらいの成長をできる環境にしたい。ここの会社にいたから今後仕事には困らない。社員の「今」ではなく、「未来」が困らないようスポットをあてられるようにしたいと思って、役員で一貫性をもって行動しています。
少し話はずれましたが、確かに経営理念はありますが、実際の問題に直面した時に役立つものではないですよね。
患者さんからのクレームがあったり、在庫がなかったりしたときに、「成長を通して地域から社会に貢献する」ためにはどうすればよいんだろうと考え始めたらきっと迷宮入りです。
そのためにわかりやすく行動指針があります。
先ほどの話にもどりますが、個人の選択に正解も不正解もないので、行動指針がなければ上司との話し合いにも水掛け論で議論にならないことが多いと思っています。一方的な押し付けで終わることもあるかもしれません。しかし、もし行動指針を理解し行動し、照らし合わせて、納得がいかない場合は、議論をすることが出来ます。それが会社の代表でも行動指針に沿っていなければ間違っていると伝えるべきだと僕は思います。話が出来ないと考えも深まらず個人の成長にもつながりません。成長という理念のためにも行動指針が必要だと思っています。
僕たちは対応に困ったときは安全性(S)、品位(Q)、効率(E)、見直し(Ch)の順で満たすように行動するよう統一しています。
機会がありましたら、SQEChの各項目についてもメモしたいと思います。

自戒のための個人用メモの要素が強いですが、
最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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