「当たり前品質」「魅力的品質」という言葉をご存知でしょうか?

以前上司から教えてもらった言葉で、薬剤師の仕事を考えさせられるきっかけとなった言葉でもあります。
今回は自分なりに調べた内容を加えて、shareさせていただきます。

この2つは製造業やサービス業におけるマーケティングに広く使われている言葉で、顧客満足度に影響を与える製品やサービスの品質要素を分類し、評価することができます。
(この手法は「狩野モデル」と呼ばれています)

当たり前品質
充足されないと不満、充足されても特に嬉しくない項目

文字通り、当たり前のことを当たり前に保証するのが当たり前品質です。
「自動車のアクセルを踏めば前進する」「テレビの電源を入れれば映像が映る」
この当たり前が確立されていないと大きな不満が生じます。

魅力的品質
充足されていなくても不満はないが、充足されるとうれしい項目

基準である当たり前品質にプラス要素である魅力的品質が加われば満足が得られます。


薬剤師として「正しく調剤を行う」「医師に疑義をかける」などが「当たり前品質」にあたるでしょうか。

では、患者さんにとっての薬剤師の「魅力的品質」とは何でしょうか?
患者さんによって満足することや何に魅力を感じるかは、その状況により異なるかもしれません。
患者さんが今何を望んでいるか、何に困っているかに耳を傾けることを心がけるようにしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さんも意識して心がけていることはありますか?ぜひ教えてもらえると嬉しいです。

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プロフィール

hossi
性別
男性
最終ログイン
自己紹介
病院薬剤師として主に外来がん治療に携わっています。高齢化の進む中、医療はまさに日進月歩。薬剤師の仕事も対物から対人へとシフトしていることを実感しています。皆さんと知識や経験を共有し、多くの学びが得られたら嬉しいです。
保有資格
外来がん治療認定薬剤師、日病薬病院薬学認定薬剤師

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