アフターピルの処方箋なしの薬局販売 産婦人科学会理事長が反対表明
避妊の失敗や性暴力による望まぬ妊娠を防ぐために事後に飲む「緊急避妊薬(アフターピル)」。
薬局での処方箋なしの販売が検討されているが、日本産科婦人科学会の木村正理事長は、12月12日に開かれた記者会見で、「いろんな条件がまだ、成熟していないのではないか」と懸念を示し、現時点での導入に反対する姿勢を示した。
「彼と性交渉して避妊に失敗してしまった。そうしたら、その彼が一緒に薬局にまでついてきた。薬局の薬剤師に副作用について一生懸命説明してくれた。だけどそれだけでは心配だったので、『まだ心配です』と言ったら、産婦人科の先生をちゃんと紹介してくれたーー。こういう世界になったら、私は個人的にもウェルカムですし、いいなと思います」との例を示した。
しかし、その前提となる薬剤師の知識にこう疑問を投げかけた。
「薬局の方がそこまで知識がおありかというと、やはりなかなか難しいのではないか」
薬剤師向けのアフターピルの学習動画を産婦人科医と作って11月6日から公開し、薬局での販売開始に備えている、京都大学社会健康医学系専攻健康管理学講座健康情報学の特定講師で薬剤師の岡田浩さんは以下のコメントを寄せた。
”薬剤師の専門的な知識が不足しているのであれば、販売を制限する方法ではなく、学ぶ機会と資材を整えることを考える方がいいと思っています。10分程度、動画を見ただけでも、現在行っている調査では、薬剤師が知識問題は正解していますし、チェックすべき点についても、問診票などを活用すれば可能ではないかと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/23214adcb2ec766246cd6752a1bdd3a1d0cf360b?page=1
引用元:BuzzFeed Japan
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