深刻 ジェネリック医薬品(後発薬)不足 製薬会社不正 全国的に波及「薬局で対処できる限界」 使用率2位の鹿児島 患者らに打撃
ジェネリック医薬品(後発薬)メーカーで不正が相次ぎ、2~3月に業務停止命令を受けた影響で、先発医薬品(新薬)に比べて安価な後発薬が全国的に不足している。鹿児島県の使用率は数量ベースで全国2位と高く、しわ寄せをもろに受ける。
薬局関係者によると、小林化工(福井県)や日医工(富山県)の製造不正が発覚後、仕入れ先を変えようとしても製造元が出荷調整して従来の取引先を優先するなどし、必要量の確保が難しい。
「この40年でここまで入荷できないのは初めて。必要な薬を提供したいが、ほとんどの薬局で賄えていない」。鹿児島県薬剤師会の上野泰弘会長(63)は戸惑いを隠さない。「同じ効能でもメーカーが変わったり、費用負担が増えたりと、患者は不安を感じるだろう」と懸念する。
日本薬剤師会(東京都)の森昌平副会長(60)は「薬局で対処できる限界を超えている。供給状況が今どうなっているのか、今後いつ改善するのか。情報が欲しい」と切実だ。
県内の薬局、卸業者は「品ぞろえが安定せず迷惑を掛けるが、患者や医療機関は現状を知ってほしい」と訴える。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50409077b737222ae1af9ac1d7ff3045772e309b
引用元:南日本新聞
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