【薬剤師の将来のニーズは?7月厚労省検討会より】
【薬剤師の将来のニーズは?7月厚労省検討会より】
厚生労働省が新設した「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」7月10日に開催されている。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_12352.html
当検討会での検討項目
- 薬剤師の需給調査
- 薬剤師の養成
- 資質向上
- 今後の薬剤師のあり方
の4項目。
検討会が新設された背景として、
- 全国の薬学部は2002年の47校から、その後の新設ラッシュにより2020年度までに30校増加の77校と急増した。しかしながら、昨年度は全体の40%が定員割れとなっている。
- 更に薬剤師国家試験の合格率も低下しており直近の第105回は69.58%であり、薬学部をストレートで卒業・国家試験に合格できる学生が半分以下となってしまう大学の多さに苦言が呈された。
以上の現状から
「薬剤師の養成や若者の未来をどう考えいるのか」
「文部科学省と責任を持ってやって欲しい」
などの意見もあり、厚生労働省は、
「今回の需給に関する調査結果も踏まえ、文科省と連携しながら検討を進めていきたい」
との方針を示し、今回の検討会につながった。
今後本格的に薬剤師の需給調査が実施されるということで、次回以降検討会で調査内容が議論される。
今後の薬学教育は大きく変わる事が予想される。
参考:薬剤師国家試験大学別合格者数
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