HbA1cは糖尿病の指標の一つだということは皆さんご存知かと思います。
今回は、もう一歩踏み込んだHbA1cについて、メモしておこうと思います。


HbA1cとは、血中の赤血球中にあるヘモグロビンとブドウ糖が結合した割合をみている値です。
血糖値が高い状態が続くとヘモグロビンにブドウ糖が多く結合することから、
過去1〜2ヶ月間の血糖値の目安になると言われています。

ただし、赤血球のヘモグロビンを調べているため、
貧血の人は見かけ場、HbA1cが低く出ます。
その場合、グリコアルブミンや1.5AGといった他の指標も参考にします。

グリコアルブミンは、アルブミンの平均寿命が2週間程度と短いことを利用して、
短期間(2週間程度)の血糖値を反映すると言われています。

HbA1cの発見は実は日本人が最初です。
柴田進先生が発見したのですが、国内発表だったため、
国際発表をしたサミュエルラーバー博士が発見したことに世界的にはなっています。

HbA1cを平均血糖値に統一するための研究が様々行われています。
臨床の現場では、HbA1cを20倍すると平均血糖値程度になるという方法がよく使われています。

参考:行列のできる薬剤師3スターファーマシストを目指せ!
著者:岡田浩

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