抗がん剤治療を受ける70代の男性患者さん
との実例を共有させて頂きます。

私「この薬の副作用はパンフレットにあるとおり悪心嘔吐が〜%報告されています。」

患者さん「あの〜」

私「はい、なんでしょうか?」

患者さん「俺ってどのくらい、わるものになるんでしょうか?」

私「はい?」

患者さん「いや、だからどのくらい悪い性格になって悪者になるの?」

私「え!?」

患者さん「だって悪の心ってここに書いてあるでしょ。」

私「・・・。」
 「あ!悪心のことですか!?」

患者さん「そうそう。性格が悪くなるなら家族にも先に言っとこうと思ってさ」

私「悪心というのは心が悪くなるわけではなく、気持ち悪さや吐き気のことですよ。」

患者さん「そうなのか!なんか勘違いしちゃったよ笑」


改めて、わかりやすく、噛み砕いた言葉で伝えてあげることの大切さを感じた実例でした。
 

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クスリは反対から読むとリスクです。クスリに情報が加わると医薬品になると考えています。日常業務の情報を発信して行きたいと思います。
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