メモ : リクシアナ錠の適正使用が変わった？

2021/10/17 2021年10月17日 11:59

リクシアナ錠の適正使用が変わった？｜減量基準の見直し

・リクシアナの適正使用が変わった。
・「15㎎」が条件付きで高齢者に使えるようになった。
・割線の有無は「添付文書」で確認できる。

こんちゃ(*'▽')さいとりおです！！

今回は最近、「リクシアナの適正使用が変わった」のはご存知だったでしょうか？

ネットの活用に長けた薬剤師なら、新しい情報の収集に問題ないと思います。

私の場合はTwitterを利用してます。

しかし、50代くらいの薬剤師であればそうはいかない。

「Twitterってお友達同士にならないとダメなんよね？」って感じに疎い。

コロナ禍ってのも助長して、メーカーの出入りも少なくなったことから、益々新しい情報が入りづらくなってる。

事件発生

その結果、この前事件が起きてしまった。

背景は割愛しますが、ある処方で「リクシアナ30㎎の半錠」が新規で使われることになった。

そこで、何を思ったのか？

メーカーにリクシアナは半錠ができるのか（割線）やワーファリンとの切り替えでこの量でいいのか？

など、質問しだしたのです。

ちなみに、錠剤に「割線」があるのか調べる方法は、添付文書の「組成・性状」の項目に「割線」と表記があれば「割線」があるってこと。

一方で、フルイトランやコニールにあるのは「割線様の線」なのでデザイン扱い。

IFでも見れる。紛らわしいね！

「まじかよ…こんなことでメーカーに聞くのかよ…。」

と心の中で自問自答してしまった。

前からこのベテラン薬剤師については、薬のことあんまり知らないなと感じる部分がありました。

今回のような新情報に関しては尚更な感じ。

この後午後診までの間にMRが来て、薬の説明をしに来たのは言うまでもない(笑)

その資料を片手に、「こんなん添付文書に書いてないから分からんやん」と不満を漏らす姿を見てこの人について行けないと悟ってしまった。

私が派遣薬剤師としてこの薬局で勤務するは短そうだ。

【病院薬剤師の堕落】薬剤師が勉強しなくなるのは「薬局」のせい｜転職の注意点

どこが変わったか？

リクシアナの適正使用で何が変わったのか？

ざっくりいうと、登場頻度が少なかった「15㎎」が条件付きで高齢者に使えるようになったことです。

以前までは、「リクシアナからワルファリンへの切り替え」時か「下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」でした。

しかし、年齢及び患者の状態に応じ考慮する場合も使用が可能になったという訳です。

具体的には、高齢の患者（80歳以上を目安とする）で

・頭蓋内、眼内、消化管等重要器官での出血の既往
・低体重（45kg以下）
・クレアチニンクリアランス15mL/min以上30mL/min未満
・非ステロイド性消炎鎮痛剤の常用
・抗血小板剤の使用

上記の出血性素因を1つ以上有する。

または、本剤の通常用量又は他の経口抗凝固剤の承認用量では出血リスクのため投与できないとき。

に、リクシアナの「15mg」を1日1回経口投与することを考慮することができる。

なので、副作用対策でリクシアナを継続服用してる患者さんへの「減量」にも繋げる。

また、治療の選択肢が増えたということなので、これからリクシアナ「15mg」
の登場頻度が増えそうです。

処方されて在庫無い、やっべ。

と焦る前に準備しててもいいかもね(*'▽')

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