リツキサンの用法・用量の変更について
こんにちは。
久しぶりにメモを書きたいと思います。
2020年12月にリツキサン®の用法・用量が変更になりました。
変更点は投与速度・希釈量の2点です。
●投与速度(B細胞性非ホジキンリンパ腫のみ)
2回目以降の投与時、条件付きではありますが当該注入速度を選択することができるようになりました。
・初回投与時に発現した副作用が軽微であった場合、100mg/時まで上げて投与を開始し、その後30分毎に100mg/時ずつ上げて、最大400mg/時まで上げることができる。
・臨床的に重篤な心疾患がなく、初回投与時に発現した副作用が軽微であり、かつ投与前の末梢血リンパ球数が5,000/μL未満である場合、90分間で投与(最初の30分で投与量の 20%を投与し、その後60分 で投与量の80%を投与)することができる。
●希釈量(効能共通)
本剤は用時生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液にて1~4mg/mLに希釈調製し使用する。
B細胞性非ホジキンリンパ腫のみですが、投与時間が90分に短縮されるのは患者さんにとってメリットがあると思います。
また、従来希釈濃度が1mg/mLに規定されていたため10倍希釈をして調製を行っている薬剤師は苦労しているのではないでしょうか。私もその一人です。
現在、先発品のリツキサン®のみの用法用量の変更です。BS後続品にはこの用法用量はありませんのでご注意ください。BS後続品にも適応されるのを待ちたいと思います。
参考:
https://chugai-pharm.jp/content/dam/chugai/product/notice/2020/20201225_01.pdf
リツキサン添付文書
久しぶりにメモを書きたいと思います。
2020年12月にリツキサン®の用法・用量が変更になりました。
変更点は投与速度・希釈量の2点です。
●投与速度(B細胞性非ホジキンリンパ腫のみ)
2回目以降の投与時、条件付きではありますが当該注入速度を選択することができるようになりました。
・初回投与時に発現した副作用が軽微であった場合、100mg/時まで上げて投与を開始し、その後30分毎に100mg/時ずつ上げて、最大400mg/時まで上げることができる。
・臨床的に重篤な心疾患がなく、初回投与時に発現した副作用が軽微であり、かつ投与前の末梢血リンパ球数が5,000/μL未満である場合、90分間で投与(最初の30分で投与量の 20%を投与し、その後60分 で投与量の80%を投与)することができる。
●希釈量(効能共通)
本剤は用時生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液にて1~4mg/mLに希釈調製し使用する。
B細胞性非ホジキンリンパ腫のみですが、投与時間が90分に短縮されるのは患者さんにとってメリットがあると思います。
また、従来希釈濃度が1mg/mLに規定されていたため10倍希釈をして調製を行っている薬剤師は苦労しているのではないでしょうか。私もその一人です。
現在、先発品のリツキサン®のみの用法用量の変更です。BS後続品にはこの用法用量はありませんのでご注意ください。BS後続品にも適応されるのを待ちたいと思います。
参考:
https://chugai-pharm.jp/content/dam/chugai/product/notice/2020/20201225_01.pdf
リツキサン添付文書
このメモを見た人がよく見ているメモ
-
コロナワクチン 2回目
遅くなってしまいましたが、 コロナワクチン2回目接…
-
薬理ゴロ サイト紹介
分野ごとに薬理ゴロを作ってまとめています。(一部イ…
-
化学療法の投与延期が告げられた患者さんに対して出来たこと【臨床実例】
化学療法が実施される際には骨髄抑制に注意するため…
-
積み重ねた日記帳③
社会人一年目からほぼ毎日、日記をつけています。 今…
最新のコメント