【勉強会メモ&考察?】ディナゲスト0.5㎎
先月発売になったディナゲスト0.5㎎錠についてです。
もともと1㎎錠が「子宮内膜症」、「子宮腺筋症の疼痛緩和」に対して適応を持っていましたが、0.5㎎錠は「月経困難症」が適応。
☆用法用量
1日1mgを2回に分け、月経 周期2~5日目より経口投与する。(休薬期間は不要)
…用量については、臨床試験で2㎎/日と比較し効果に大きな差がなかったため。
休薬期間がいらない、というのがLEPと違う特徴。
※そもそも、なんでLEP製剤では休薬期間が必要なのか?
⇒エストロゲンを含むために服用すると子宮内膜の増殖が起こるから。(連用すると不規則な不正出血が起こるため、まとめて消退出血を起こす期間を作る必要がある。)
ディナゲストは第4世代のプロゲステロン製剤で、アンドロゲン作用がないため、それを打ち消すためのエストロゲンを配合する必要がない。
エストロゲンがなければ子宮内膜の増殖は起こらない⇒休薬は必要ない!
なのだが・・・
☆副作用
不正出血(93.8%)
1㎎錠でもそうですが、不正出血は、やはり必発のようで。
講演会のDr曰く、「少量の出血が長く続く感じ」とのこと。
これは、LEPと違って外因性のエストロゲンによる負のフィードバックがないから、自然なエストロゲンの産生はあって、ある程度内膜の増殖はあるということ、かな…?
うちの薬局に来ている患者さんで、子宮内膜症でディナゲストを服用中の方でも、不正出血あまりなかったという方もいて、出血の程度はかなり個人差があるのかも。
やはり一長一短、それぞれの患者さんに合わせて選択、ということか…。
↓その他、講演会のDrのお話の中から
メリット
〇血栓症のリスクがない(エストロゲンを含まないため。禁忌にも血栓症はない。)
〇消退出血が必要ない(前述のとおり)
〇エストロゲンが保たれる→骨密度が保たれる(先生の患者さんで実際に定期的に骨密度を測定しているが、骨密度は保たれている、とのこと)
☆LEPからの切り替え時の注意
・FSHがリバウンドで上昇(?)
→服用1か月目に乳緊、頭痛が現れる可能性あり
☆相互作用
・アルブミンと結合するため、アルブミンと親和性の高い薬剤との併用に注意が必要。
ロキソニンなどのNSAIDsとの併用で、ジエノゲストの遊離型が増えてしまう可能性あり。(先生はNSAIDs使用中の患者には少量から、など慎重に開始するそうです)
(↑これ聞いてはっとしました。NSAIDsのアルブミン結合、恥ずかしながら忘れてましたその観点。)
情報共有のつもりが、なんだか、あやふやな内容に…(- -;)
勉強不足で私の解釈違いなどあるかもしれませんので、何かありましたらご指摘くださいというか詳しく教えてくださいm(__)m
web講演会の前半でホルモンの性質や製剤の歴史、月経に関してなどもお話しされていて、そっちのほうがへえ、なるほど、と思うことが多かったので、メモにしようかな。…まとまるかな。笑
やはりホルモン、奥が深い…
もともと1㎎錠が「子宮内膜症」、「子宮腺筋症の疼痛緩和」に対して適応を持っていましたが、0.5㎎錠は「月経困難症」が適応。
今まで使われてきた、ルナベル、ヤーズなどのLEP製剤との違い、メリット、注意点など、web講演会で聞いた内容など( ..)φ
☆用法用量
1日1mgを2回に分け、月経 周期2~5日目より経口投与する。(休薬期間は不要)
…用量については、臨床試験で2㎎/日と比較し効果に大きな差がなかったため。
休薬期間がいらない、というのがLEPと違う特徴。
※そもそも、なんでLEP製剤では休薬期間が必要なのか?
⇒エストロゲンを含むために服用すると子宮内膜の増殖が起こるから。(連用すると不規則な不正出血が起こるため、まとめて消退出血を起こす期間を作る必要がある。)
ディナゲストは第4世代のプロゲステロン製剤で、アンドロゲン作用がないため、それを打ち消すためのエストロゲンを配合する必要がない。
エストロゲンがなければ子宮内膜の増殖は起こらない⇒休薬は必要ない!
なのだが・・・
☆副作用
不正出血(93.8%)
1㎎錠でもそうですが、不正出血は、やはり必発のようで。
講演会のDr曰く、「少量の出血が長く続く感じ」とのこと。
これは、LEPと違って外因性のエストロゲンによる負のフィードバックがないから、自然なエストロゲンの産生はあって、ある程度内膜の増殖はあるということ、かな…?
うちの薬局に来ている患者さんで、子宮内膜症でディナゲストを服用中の方でも、不正出血あまりなかったという方もいて、出血の程度はかなり個人差があるのかも。
やはり一長一短、それぞれの患者さんに合わせて選択、ということか…。
↓その他、講演会のDrのお話の中から
メリット
〇血栓症のリスクがない(エストロゲンを含まないため。禁忌にも血栓症はない。)
〇消退出血が必要ない(前述のとおり)
〇エストロゲンが保たれる→骨密度が保たれる(先生の患者さんで実際に定期的に骨密度を測定しているが、骨密度は保たれている、とのこと)
☆LEPからの切り替え時の注意
・FSHがリバウンドで上昇(?)
→服用1か月目に乳緊、頭痛が現れる可能性あり
☆相互作用
・アルブミンと結合するため、アルブミンと親和性の高い薬剤との併用に注意が必要。
ロキソニンなどのNSAIDsとの併用で、ジエノゲストの遊離型が増えてしまう可能性あり。(先生はNSAIDs使用中の患者には少量から、など慎重に開始するそうです)
(↑これ聞いてはっとしました。NSAIDsのアルブミン結合、恥ずかしながら忘れてましたその観点。)
情報共有のつもりが、なんだか、あやふやな内容に…(- -;)
勉強不足で私の解釈違いなどあるかもしれませんので、何かありましたらご指摘くださいというか詳しく教えてくださいm(__)m
web講演会の前半でホルモンの性質や製剤の歴史、月経に関してなどもお話しされていて、そっちのほうがへえ、なるほど、と思うことが多かったので、メモにしようかな。…まとまるかな。笑
やはりホルモン、奥が深い…
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