小児薬物療法認定薬剤師の役割

小児期医療:健康寿命を延ばす意味でも重要(早期治療、早期予防)
2000年頃からFDA、EMAでは新薬で小児の臨床試験を実施
→NICU、PICUでは日常的に適応外使用がされているため
→薬物治療における危険率や安全管理が困難になる
→小児治験ネットワークなどでの情報共有が検討され始めている

薬局における小児薬物医療の役割:かかりつけ薬局、小児在宅
それに必要な知識
・年齢・病態に最適な剤形・投与ルート
・調剤、院内製剤の知識
・薬物動態・TDMの知識、栄養学
・小児に特有な疾患の知識
・必要な情報を小児から保護者、医療チームに適切に伝えるコミュ力

求められる知識・職能
1)薬物動態
2)小児の栄養
3)薬物管理指導
4)基礎知識
5)適応拡大と製品開発
6)地域医療への貢献
7)病態と治療

少し各論
・小児の医学的理解
小児は、成人の縮小版ではない!
成長過程で薬物動態がダイナミックに変化する(感染に対する免疫能、抗体も含め)
精神・知能面も成長過程にあり、大きく違う
代謝機能も「乳児期」は成人を超えることもある

・小児と栄養
授乳と離乳食、薬の服用
経腸栄養、流動食・PEG
経静脈栄養と必要な成分のCal

・薬物管理指導
小児と保護者の心理を踏まえたコミュ力
小児特有の調剤、製剤
 
・基礎知識
情報検索と評価(未承認薬、適応外、薬用量、検査値)
有用性と副作用の評価
TDM
剤形の評価、添加物の知識
市販薬の特徴と選択
症状と受診勧奨

・小児の病態と治療
感染症
アレルギー
救急
腎臓疾患
精神・神経疾患

特有な疾患
循環器(川崎病)
脱水症状
新生児疾患
白血病
糖尿病

小児医療で重要なこと→成人と同じ適切な医療を権利がある
☆最高の医療と安全、そして小児のアメニティーを大切にした病院、薬局であること
☆小児のために「Adovocacy」の精神を忘れずに

保険薬局でできる活動
・薬局での調剤業務
・夜間休日診療所での勤務
・学校薬剤師

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