当帰四逆加呉茱萸生姜湯の服薬指導(ワンポイントアドバイス)【ワダ漢方】
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)は手足の冷えを伴う痛みに用いる
具体的には、冷えによって起こるしもやけ、頭痛、腹痛、腰痛を治します。
★四逆の「四」は四肢のこと。本来は手足に巡っているものが体幹部にむけて「逆」流し、四肢が冷えている状態を指しています。
【代表的な生薬】
▷当帰(とうき)・・・血流増加作用、鎮痛作用
▷呉茱萸(ごしゅゆ)・・・体温上昇作用、鎮痛作用
▷生姜(しょうきょう)・・・温作用、鎮痛作用、健胃作用
呉茱萸(ごしゅゆ)と生姜(しょうきょう)には吐き気や嘔吐を改善する効果があるため、冷えを伴う悪心や嘔吐の症状に処方されることもあります
ワンポイントアドバイス
血流を改善しながら体温を上げることで、冷えによって起こる症状(しもやけ、腹痛など)を改善してくれる漢方薬です。体を冷やさないよう、常温の水か白湯で服用されることをおススメします。このメモを見た人がよく見ているメモ
-
排膿散及湯の服薬指導(ワンポイントアドバイス)【ワダ漢方】
排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう) 『膿を排除』…
-
辛夷清肺湯の服薬指導(ワンポイントアドバイス)【ワダ漢方】
熱感や疼痛を伴う鼻炎症状に 辛夷清肺湯(しんいせい…
-
安中散の服薬指導(ワンポイントアドバイス)【ワダ漢方】
安中散(あんちゅうさん)は、やせ型の人に適した胃…
-
【オンラインセミナー】なぜ葛根湯が乳腺炎に処方されるのか説明できますか?
5月17日(日)21時45分から漢方勉強会します! ★事前…
最新のコメント