プレドニゾロン5mg 30錠 3× 1日分の処方が出ました。

30錠ではなく30mgの間違いだと思い医師に用量を確認しましたが,造影剤のアレルギー予防のためこの用量でいいと回答がありました。

調べたところ米国放射線医会(ACR)のガイドラインに基づくプロトコールが日本医療放射線学会のホームページに記載されていたので共有します。

<American College of Radiology Manual on Contrast Media ver.10.2に基づくプロトコール> 

下記のいずれかを実施する。

1.プレドニゾロン50mg(プレドニゾロン錠など各社製品あり)を造影剤投与の13時間前、7時間前、および1時間前に経口投与する。

2.メチルプレドニゾロン32mg(メドロール錠)を造影剤投与の12時間前と2時間前に経口投与する。

上記1,2に、抗ヒスタミン剤を追加してもよい(ジフェンヒドラミン50mg [レスタミンコーワ] を1時間前に筋注、皮下注または経口投与)。

3.経口投与ができない場合には、デキサメタゾン7.5mg(デカドロン®など)、もしくはベタメタゾン6.5mg(リンデロン注®など)などのリン酸エステル型ステロイドを静注してもよい。その場合は、急速静注は禁忌であり、1-2時間以上かけて点滴投与が望ましい。


  プレドニゾロン 30mg /回を12時間前と2時間前に投与する処方は見たことがありましたが,50mg×3回は5mgだと1回10錠,1日30錠になり錠数が多く,印象に残りました。造影剤アレルギーの既往やリスクにより処方は変わってくると思いますが,こんな処方もあるのかと参考にしていただければ嬉しいです。


 

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Chienam
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調剤室業務をしながら
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