『カクテルパーティー効果』という心理学用語はご存知でしょうか。
これは、カクテルパーティーのようなガヤガヤとにぎやかな場所でも、自分に関係のある言葉や会話は耳に入ってきやすく、聞き取ることが出来るという人間の聴覚効果のことです。
ガヤガヤしたレストランや居酒屋で隣の席から「薬剤師」とか「薬の名前」が急にすっと聞こえて、隣に同業者がいるなと思った経験はありませんか?
それまで全然気にならないぐらいだったのに、自分に関係のある情報だけを聞き分けること。これがカクテルパーティー効果です。

じゃーこのカクテルパーティー効果をどのように服薬指導に活かせるのか。
結論は、「相手の言葉」を盗むことです。
人にはそれぞれ反応しやすい言葉、キーワードがあって、その人のライフスタイルの中には、その言葉に伴うクセとか条件反射が生まれています。それを上手に活用できれば、相手の心を掴みやすくなるとのことです。
患者さんがいつも使っている特徴的な用語を覚えていたり、薬歴に書いておけば、服薬指導も心に響きやすくなるかもです。
人は自分が大切にしている人、共感してくれている人に親近感を抱くものです。
例えば、お母さんとこどもの会話で、薬局に置いてあるケロちゃんの人形のことを、「カエルちゃん」と呼んでいるなら、そこは同じく「カエルちゃん」と言ってあげたり、小さいことからはじめるように個人的にも努力しています。

さらにフレーズを盗んで使うときは、他よりも力を入れてみたり、声のトーンをあげてみたり、その言葉の前にあえて間を置いてみたりするとより効果的と、言われています。

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