そんなのあたりまえだよと呆れられてしまう内容かもしれませんが・・
病院時代は自分があまり気にしていなかったこと、小さなことやあたり前かもしれないけど盲点なところだと感じたものをメモのテーマの一つにしていこうと思います。

今回の気づきはビスホスホネート製剤の投与間隔についてです。

リセドロン酸ナトリウム(ベネット75mg,アクトネル75mg)  月1回
ミノドロン酸水和物(リカルボン50mg,ボノテオ50mg)  4週に1回
アレンドロン酸  (ボナロン点滴静注バッグ900μg)  4週に1回
イバンドロ酸ナトリウム水和物(ボンビバ静注1mgシリンジ)月1回

いずれの薬剤も厳格に4週に1回、月1回投与ではなく、多少前後することがあるので臨床効果についての差異はないと思って問題ないでしょう。

さらにこれらの薬剤のIFを見てみると
 
・ミノドロン酸・アレンドロン酸:4週1回製剤は、臨床試験を開始する時点で4週間に1回と設定されていたため承認取得も4週1回
・リセドロン酸月1製剤:以下ベネット錠IFより引用
『ベネット錠75mgに関しては、日本人健康閉経後女性を対象とした国内第Ⅰ相試験にて、本薬の週1 回17.5mg 4週間投与と、50mg、75mg、100mg単回投与時の薬物動態が検討された。その結果から、 本薬1日1回2.5mg投与の30日分に相当する曝露量に最も近い値を示す投与量は75mg群であること が示された。
とまあ律儀にdaily製剤の内服の30日分(=月1)に相当する量を確認して臨床試験を行っており30日分に相当する量で臨床試験を行っていたから月1回となった。
・イバンドロン酸月1製剤:海外ですでに経口製剤が月1回で適応があったため、静注用も月1回で試験を行った。
 
という背景の違いがあるみたいです。(詳細ご存じの方いましたらご教授ください)
結局は、大体1か月で忘れず投与されていれば臨床上問題ないけど、レセプト上は一応確認してよねってところでしょうか。
 
実際に、問題あった特に問題なかったなどご意見あればお聞かせいただけると幸いです。
 
【ふと思いついたゴロ】
リセ(リセドロン酸)ちゃん、なおこ(75mg)ちゃんと付き(月)合う
みのさん(ミノドロン酸)54歳(50mg,4週1回)
月1回威張る(イバンドロン酸)ボンビー(ボンビバ)

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6年制薬学部1期卒後
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まだまだ不勉強なことも多いので色々学ばせていただきたいです。
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