新型コロナウイルスの治療薬として期待されている「アビガン」について、富士フイルム富山化学は、治験で一定の有効性が確認できたとして来月中にも、国に承認申請すると発表しました。

 

富士フイルム富山化学は、ことし3月末から抗インフルエンザウイルス薬の「アビガン」を新型コロナウイルスによる肺炎患者に投与する治験を実施しました。

 

その結果、症状が改善しPCR検査で陰性となった期間はアビガンを投与したグループでは投与後11.9日だったのに対し偽薬を投与したグループは、14.7日でした。

 

アビガンを投与することで早期に症状が改善することを統計学的有意差をもって確認できたとしています。

 

また、安全性については、今回、新たな懸念は認められなかったとしています。ただ、以前、実施した動物実験では胎児の奇形が確認されています。

 

結果を受けて、富士フイルム富山化学は、来月中にも国に「アビガン」の製造販売の承認申請をする予定です。一方、厚生労働省は、早急な審査のため担当職員を増やすということです。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d5e54c0e8320e3a68989f423aefc0143935cae7

引用元:日本テレビ系(NNN)

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