グルベス配合錠
キッセイ薬品

2019.6にOD錠が追加(キャラメル味)

・1日3回毎食直前(直前なのでお箸持つタイミングで飲むのが理想。時間が空いてしまうと低血糖のリスクが上がるので要注意)
・速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)グルファスト10mg + αグルコシダーゼ阻害薬(α-GI)ボグリボース0.2mg(先発だとベイスン)
・妊婦は禁忌

・基本は、グルファストとボグリボースの併用歴があることが前提で、合剤への切り替えとしてグルベスの処方が可能(いきなり処方されると保険上、切られるかも?)

・薬価的には、それぞれ単独よりグルベスの方がちょっと高い


〈糖尿病治療の目標値〉
・正常な場合は、食後60分以内にインスリンが最高値に達するのが一般的。糖尿病の人だと90~120分程かかるので食後高血糖になりやすい
・糖尿病の方はHbA1cを7以下にする事が一つの目安
・正常だと食後血糖値が150前後くらいまでしか上がらないはずだが、糖尿病の人だと倍近く上がる方もいる


〈以下、比較データ等〉
・糖尿病だとインスリンの立ち上がりが遅い、正常な人と比べて1時間くらい差があると言われている
→血糖値を抑える機能が遅れることにより、90分後に最高値に達する(食後高血糖)、最高値も正常な人の倍近くになる
・グルファストの作用でインスリン分泌を早める+ボグリボースの作用で糖の吸収を抑えて急激な血糖上昇を遅らせる

・グルファスト単体と比べて、食後インスリン値の立ち上がりが早く、且つ、30分と早い段階で最高値になる
・服用により、一日の血糖値の変動を減らせる
・HbA1cの値は、グルファスト単体やボグリボース単体と比べて優位に抑える事ができる

・認知症のリスクと食後高血糖があることにはある程度相関があるというデータもあるので、食後高血糖を抑えることは重要
・副作用の発現率はグルベスの方が高い。お腹が張る、放屁、低血糖などが主な副作用

・DPP4単独でコントロール出来ない人にグルベス併用で、インスリンの立ち上がりを早め、HbA1cの値を優位に下げるというデータあり。空腹時血糖値も併用すると改善される

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