ユリス錠(新薬)とディナゲスト錠(0.5mg新規格)
(新薬の勉強会をしたので、メモに残します)
【ユリス錠(ドチヌラド)0.5mg 1mg 2mg】
2020.5.25 新発売(持田製薬)
新薬のため、2週間制限あり(2021.5.1から長期投与可能)
・高尿酸血症治療薬(血清尿酸値7.0mg/dL以上)
・選択的尿酸再吸収阻害(新しい機序、同じ機序のものはない。分類としては排泄促進)
・排泄促進で既存のものはユリノームやベネシッド、これらとは併用不可
・選択的URAT1(尿酸を再吸収するトランスポーター)阻害
・1日1回 0.5mgから開始 維持量は2mg maxは4mg
・食事の前後、時間帯は特に関係なし
・切り替えの患者の場合は1mgから開始も可、厳密に0.5mgから開始という規定はない
・最初から高用量でも処方は可能だが、尿路結石の危険性は上がるかも
・他の高尿酸血症治療薬(生成抑制タイプ)と併用可
・尿の酸性化で尿路結石の悪化の可能性あり
・肝代謝
・腎機能障害はeGFR30未満(透析近いくらい)では有効性が減弱 投与は避ける
・肝機能障害は問題なし(ただし重篤な肝疾患の患者は控えること)
・関節炎や四肢不快感の副作用が多い
・メタボリックシンドロームの患者はURAT1の機能が亢進しているので過剰に再吸収されているので有効
・フェブリク(生成抑制)との比較
→日本人は6割くらい排泄が滞っているデータもあり、フェブリクで効果が薄い場合は有効かも
・値段はちょっと高いが、患者負担はフェブリクと同じになる
・価格は 0.5mg30.00円 1mg54.80円 2mg100.20円
【ディナゲスト錠 0.5mgが新しく発売】
2020.5.28(持田製薬)
0.5mgは新規だが、こちらはすぐに長期投与可能
・適応に月経困難症が追加
・1日1mgを分2
・最大骨塩量に達していない患者は注意(試験で骨密度の低下がみられた)
・高頻度で不正出血あり(90%くらいの患者で出現)
・卵巣機能の抑制による疼痛緩和
【ユリス錠(ドチヌラド)0.5mg 1mg 2mg】
2020.5.25 新発売(持田製薬)
新薬のため、2週間制限あり(2021.5.1から長期投与可能)
・高尿酸血症治療薬(血清尿酸値7.0mg/dL以上)
・選択的尿酸再吸収阻害(新しい機序、同じ機序のものはない。分類としては排泄促進)
・排泄促進で既存のものはユリノームやベネシッド、これらとは併用不可
・選択的URAT1(尿酸を再吸収するトランスポーター)阻害
・1日1回 0.5mgから開始 維持量は2mg maxは4mg
・食事の前後、時間帯は特に関係なし
・切り替えの患者の場合は1mgから開始も可、厳密に0.5mgから開始という規定はない
・最初から高用量でも処方は可能だが、尿路結石の危険性は上がるかも
・他の高尿酸血症治療薬(生成抑制タイプ)と併用可
・尿の酸性化で尿路結石の悪化の可能性あり
・肝代謝
・腎機能障害はeGFR30未満(透析近いくらい)では有効性が減弱 投与は避ける
・肝機能障害は問題なし(ただし重篤な肝疾患の患者は控えること)
・関節炎や四肢不快感の副作用が多い
・メタボリックシンドロームの患者はURAT1の機能が亢進しているので過剰に再吸収されているので有効
・フェブリク(生成抑制)との比較
→日本人は6割くらい排泄が滞っているデータもあり、フェブリクで効果が薄い場合は有効かも
・値段はちょっと高いが、患者負担はフェブリクと同じになる
・価格は 0.5mg30.00円 1mg54.80円 2mg100.20円
【ディナゲスト錠 0.5mgが新しく発売】
2020.5.28(持田製薬)
0.5mgは新規だが、こちらはすぐに長期投与可能
・適応に月経困難症が追加
・1日1mgを分2
・最大骨塩量に達していない患者は注意(試験で骨密度の低下がみられた)
・高頻度で不正出血あり(90%くらいの患者で出現)
・卵巣機能の抑制による疼痛緩和
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