第19回【資格を活かした働き方】まとめ

第19回 資格を活かした働き方
ヤクテラスでは様々な分野でご活躍されている薬剤師さんをお招きする「ピックアップ薬剤師」というコーナーがございます。
薬剤師としてのやりがい・楽しみ・マインドなどを、ご本人のメモを通してお話を伺います。
明日からのモチベーションがさらにあがるようなお話があるかもしれません。
第19回 ピックアップ薬剤師
第19回は、N_hrさんにお話を伺いました。糖尿病療養指導士の資格を活かし、自分の知識を全部患者さんへ役立ててあげたいという
患者さんへの思いが伝わってくる、とても素敵なお話でした!!
N _hrさんにとって”資格’’とは?
資格取得という成果より、その過程での学びや、資格取得後に患者さんへの
指導や教育の現場に役立てることを大切にしています。
資格を取るだけの中身のない勉強や資格を取っても活用できなければ意味がないと思います。
資格は、自分の知識やキャリアのためにも大事ですが、得た知識を患者さんへ還元することが
医療の本質なのだと改めて考えさせられました。
患者さんの気持ちに寄り添う
糖尿病患者さんではインスリンの自己注射や血糖の自己測定で痛みを伴ってしまうため、薬剤師として、自己注射や血糖測定の意義を説明することを大切にしていて、
そこが糖尿病領域のおもしろさということを教えていただきました。
服薬指導では、インスリンの使い方を説明することばかり考えてしまいがちですが、
患者さんからすれば、痛い思いをしなければいけないこと、
毎日使い続けなればならないこと、シックデイの対応など、
痛みへの抵抗や不安なこともたくさんあると思います。
インスリンを使うことの意義を説明してくれたり、患者さんの気持ちに寄り添えるような
薬剤師さんは、患者さんを前向きな気持ちにさせてくれるんだろうなと思いました。
患者さんの立場になって
自分が喘息になり、吸入薬を使ったことで、患者さんの立場になることができ、より一層、患者さんに寄り添った指導を心がけるようになりました。
例えば、自分が天気が悪いときに発作が起こりやすいと気づいたため、
患者さんにも『今日天気悪いですけど、呼吸苦しくないですか?』といった声がけなどを
心がけています。
服薬指導している薬でも、自分で使ったことのない薬が多く、
患者さんの立場になってみて初めて気づく、というのは薬剤師あるあるではないかなと思います。
自分の得た情報を患者さんへ役立てたいという、
患者さんへの貢献を大切にされているお話を聞けました。
自分の経験がすべて患者さんのために繋がっている、そんな素敵なお話でした。
資格取得を考えている人、糖尿病領域に興味がある人は動画必見です!
また、
・糖尿病療法指導士の資格が役立った時
・どんな人が向いているか?
・ママ薬剤師としての苦労
などもお話いただいています!
動画閲覧はこちら
→https://yakuterrace.com/u/ey9mzkxryr/yby1fv3as99zyc
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