バラ科の植物を起源とし、見た目がかなり似ている生薬
「桃仁(とうにん)」と「杏仁(きょうにん)」の違いを簡単にご紹介!

結論からいうと、

桃仁⇒血(けつ)の巡りを改善する生薬
杏仁⇒水(すい)のバランスを整える生薬

です。

桃仁(とうにん)」・・・バラ科のモモの種子を乾燥したもの
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、疎経活血湯(そけいかっけつとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などの「血の巡り」に作用する処方に含まれます

杏仁(きょうにん)」・・・バラ科のアンズの種子を乾燥したもの
麻黄湯(まおうとう)、麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)、五虎湯(ごことう)などの「水のバランス」に作用する処方に含まれます。


昔は、咳や痰というのは湿(余計な水分)によって起こると考えられていて、杏仁は湿(しつ)を改善する生薬として風邪症状で使う漢方薬に入っていることが多いです。  

このメモを見た人がよく見ているメモ

プロフィール

ワダコウタロウ
性別
男性
最終ログイン
自己紹介
薬局薬剤師です。
日々業務の中で気付いたこと・感じたことを共有していけたらと思っています。新たな漢方薬剤師が誕生するよう願って「ワダ漢方」を発信していきます。
よろしくお願いします。
保有資格
研修認定薬剤師

アクセスカウンター

61
今日のアクセス
68
昨日のアクセス
128626
総アクセス数

カレンダー

2024/11
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

アーカイブ

管理者に通報

利用規約に反している場合は管理者までお知らせください。

管理者に通報
ページ先頭へ戻る
読み込み中です