口腔内崩壊錠(OD錠)の勉強会についてメモします。

2016年の第17改正日本薬局方において、口腔内崩壊錠は
「口腔内で速やかに溶解または崩壊させて服用できる錠剤である」と定義されています。

名称の由来としては
・OD:Orally Disintegrating tablets/Orally Disintegration
→口腔内で崩壊
・D:Disintegration
→崩壊
・RM:Rapidly Melt in mouth/Rapimelt
→口腔内で溶解
・RPD:Rapid Dissolution
→速やかに溶解
・レディタブ:Rapidly Disintegrating tablets
→速やかに崩壊する錠剤
・ザイディス:製剤に使用されているZydis技術から

OD錠は同じ製品でも溶け方にばらつきがあり、苦味のマスキングが完全にはできていないとのことでした。
具体的に原薬苦味の有無とマスキング方法についても確認する方が良いと話されていました。

湿性錠剤型は溶けやすく、マスキングも良いとのこと。

ちなみに1997年、初のODとしてガスターが登場したようです。
また、高齢者の飲みやすい剤形としては、

錠>カプセル>顆粒、粉末>液剤の順であったとのこと。

液剤が一番飲みにくい結果は意外でした。

また、顆粒は150~200μm以下はざらつき感を感じにくいそうです。

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