SL機関車に息子、じぃじ、僕の三人で乗ってきました。
ちょうど個人的に心身共に追い込まれていたときだからこそ、気づけたことがあったので
備忘録代わりにメモしておこうと思います。

そこにあるだけで圧倒的存在感

SLは停車しているだけで、物凄い黒煙を排出し、周りの景色を変化させます。
SLを見たいという人がカメラやスマホをもってパシャパシャと写真を撮ったりもしてもます。

僕も他の方と同様に写真をパシャリと撮りました。
さらに車掌さんから石炭をもらい、息子は喜んでいました。
出発までお弁当が販売されたり、写真を取ったり、石炭もらったりと各々楽しんでいました。

出発の時間となるとポーっと大きな汽笛がなり、黒煙を排出しながらゆっくりと前に進みます。
窓から見る景色は少し煙がかり、石炭の燃えた匂いも少し香ります。
新幹線に比べるとかなりのんびりです。

新幹線と比べて思ったこと

これまで僕はゴールに対して最短距離を最速で行けるように心がけていました。
例えるなら新幹線です。
到達までの景色もほぼ見ず、とにかく効率的に動いていました。
とても疲れるし、負担も大きいです。

SLに乗ってのんびりと景色を見ていると、
沿道には手を振る人がたくさんいることに気が付きました。
車内からも手を振ると喜んでくれたりします。
楽しいじゃん！と素直に思えました。

さらに車内には子供を楽しませるために、一車両は子供スペースとなっており、
滑り台や絵本、お絵かき帳などが置いてあります。
大人向けにも考えられており、お洒落でシックなライトや装飾が施されておりました。
季節ごとに新しいコンテンツにも取り組んでいるみたいで、大人でも楽しめます。

到着駅について思ったこと

出発前に楽しみ、出発しても沿道の人との交流や車内で楽しみ、とても満足することができました。
新幹線は同じ時間であれば、より遠くの距離まで進むことができますが、SLのような満足感は得ることができないと思います。

SLのような生き方っていいな

この間のぽんさんのインタビューを聞いて、死生観ってとても大切だと思いました。
これまでの新幹線のような生き方を続けても、きっと疲れるし、次々に僕よりももっと早い新幹線が現れてくることでしょう。

SLって出発しなくても人が集まってくるし、出発したら車内の人も楽しめるし、外から見ている人から応援してもらえるし、明らかに効率だけを考えると非効率なのにいまだにとても人気のある唯一無二の存在ですよね。

僕もSLのように同じ方向に向かう人々を乗せ、乗るたびに新しいことに取り組んでいると思われ、道中を楽しみ、周りの人に応援してもらえるような人間になりたいなと思いました。

今回、薬剤師の勉強ネタではなかったのですが
最後まで読んでいただきありがとうございました。