リバスタッチパッチはアルツハイマー型認知症治療剤として使われています。
貼付することでその治療効果が得られることから、とても良いお薬だとは思います。
一方で、副作用として掻痒感などの皮膚障害が結構な確率で起きる印象が実臨床ではあります。

今回はその皮膚障害への対策としてどんなことを取り組んでみたかをメモしたいと思います。他のやり方もあれば是非教えてください。

保湿剤を貼付前に使用する
これは保湿剤の塗布が皮膚症状軽減に有用であったとの報告があったためです。 工藤千秋 他:日本早期認知症学会誌, 6(1), 98-102, 2013

ステロイド外用薬を保湿剤と併用する
上記でも効果が得られなかった場合、作用の弱いものから順に使用していきます。

貼付部位をかかとにする
これはメーカーさんから教えて頂いたのですが、吸収率が低く、皮膚障害が起こりにくいとされるかかとへの貼付を使用するケースがあるそうです。吸収率が低いと効果は大丈夫なのかなと少し心配になりますが。。

 

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