錯覚資産について考える
最近、患者さんにこんなことを言われました。
「薬剤師さんなのに尋常じゃない聞き取りの巧さと話しやすさがあって、何者だと思ってたんですよ。緩和ケアチーム所属の薬剤師さんだって聞いて、すごい納得しました。おかげさまで不安を減らすことができました。ありがとうございました。」
患者さんの言葉を聞いて、自分と接することで不安を少しでも減らしてあげることが出来て良かったと思いました。
一方で、「緩和ケアチーム所属の薬剤師だから納得」という言葉が少し気になりました。
緩和ケアチームは関係なくないかな?と。。
自分としては、服薬指導を良くするために、複数のコミュニケーション本などを見て勉強し、自分なりに取り入れて実践してきた結果だと思っています。
だけど、自分も含め多くの人は、
その人の内面ではなく、肩書きや資格、所属などの看板、ブランドに多く影響されるのではないでしょうか??
みんなが自分に持っている都合の良い解釈。すごいなーと思わせる感覚を、ここでは錯覚資産と定義してみたいと思います。
専門資格を持ってる=知識がある、肩書きがある=素晴らしい人間とは必ずしもならないと思います。
とはいえ、多くの人はこの錯覚資産が多く影響することがありますよね。
患者さんがより薬の話を聞いてくれる、コンプライアンスが向上していくなどの効果があるのならば、僕はどんどんこの錯覚資産を利用していきたいと思っています。
自分自身の錯覚資産に自分が騙されないように気をつけながら。
「薬剤師さんなのに尋常じゃない聞き取りの巧さと話しやすさがあって、何者だと思ってたんですよ。緩和ケアチーム所属の薬剤師さんだって聞いて、すごい納得しました。おかげさまで不安を減らすことができました。ありがとうございました。」
患者さんの言葉を聞いて、自分と接することで不安を少しでも減らしてあげることが出来て良かったと思いました。
一方で、「緩和ケアチーム所属の薬剤師だから納得」という言葉が少し気になりました。
緩和ケアチームは関係なくないかな?と。。
自分としては、服薬指導を良くするために、複数のコミュニケーション本などを見て勉強し、自分なりに取り入れて実践してきた結果だと思っています。
だけど、自分も含め多くの人は、
その人の内面ではなく、肩書きや資格、所属などの看板、ブランドに多く影響されるのではないでしょうか??
みんなが自分に持っている都合の良い解釈。すごいなーと思わせる感覚を、ここでは錯覚資産と定義してみたいと思います。
専門資格を持ってる=知識がある、肩書きがある=素晴らしい人間とは必ずしもならないと思います。
とはいえ、多くの人はこの錯覚資産が多く影響することがありますよね。
患者さんがより薬の話を聞いてくれる、コンプライアンスが向上していくなどの効果があるのならば、僕はどんどんこの錯覚資産を利用していきたいと思っています。
自分自身の錯覚資産に自分が騙されないように気をつけながら。
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