半夏瀉心湯の服薬指導(ワンポイントアドバイス)【ワダ漢方】
胃腸薬の第1選択と言っても過言がないのがこの半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
温める生薬・冷やす生薬・気を巡らせる生薬
がバランスよく配合されている
①テストやプレゼンや心配事・悩み事なんかでストレスがかかると胃腸の調子が悪くなる人
②暴飲暴食した人、もしくはあらかじめ食事をたくさん摂ることが予想される人
③辛い飲食物・冷たい飲食物で胃腸の調子を崩す人
④口内炎・口臭が気になる人
上記にあてはまる人は一度試してみてほしいです。
唯一の欠点は味が「苦い」こと。黄連(おうれん)は特に苦みが強いです。
漢方薬の構成に黄連が含まれていれば味は「苦い」とすぐ判断できるくらい影響が強い
ワンポイントアドバイス
《胃腸の症状で処方》独特な苦みが気を巡らせ、胃腸の調子を整えてくれます。生薬がバランスよく配合されているので、どのようなお腹の症状でも対応できる漢方薬です。
《口内炎で処方》
独特な苦みが炎症を鎮めてくれます。薬液を口に含んだ後、なるべく液が炎症部位に触れるよう意識しながらゆっくり飲んでみてください。
このメモを見た人がよく見ているメモ
-
薬剤師国家試験2021、合格者数1位は「東京薬科大学」
厚生労働省が2021年3月24日に発表した第106回薬剤師…
-
アバスチン投与速度初回から30分?
アバスチン(Bev)は添付文書には、 初回90分、2回目…
-
帯状疱疹の患者さんに「運動はしても良い?」と質問された場合
帯状疱疹の患者さんから「運動はしてもよい?」と質…
-
咳症状における漢方薬の使い分け【ワダ漢方】
※個人の臨床実例・臨床経験からの使い分けです。参考…
最新のコメント