チラーヂンS静注液200μgの注意点や使い方

甲状腺機能低下症で飲まれているチラージンS錠。
飲まれている患者さんは沢山いるので薬剤師の皆さんも良く目にする薬だと思います。
手術後に経口よりチラージンS錠を飲めなくなった場合どうしますか?
経鼻胃管(鼻から栄養剤等を投与するためのチューブ)が挿入されている患者さんであればチラーヂンS錠を簡易懸濁し投与する事は可能です。
しかし外科的手術の後で消化管が使用できない場合があります。
その場合は別の投与ルートを考える必要があります。
多くの病院では院内製剤で『チラーヂン坐剤』なる製剤があると思います。
チラーヂンS錠を粉砕し、坐剤の基剤に混合し坐剤にした物であり、肛門より挿入する事で効果を発揮します。
しかしこの院内製剤が無かった場合はどうすれば良いでしょう?
そんな時に使用可能な『 チラーヂンS静注液200μg』が2020年4月に製造販売承認されました!(まだ販売はしていないです)
今回はチラーヂンS静注液200μgの用法や注意点、内服薬や坐剤から切り替える時の投与量の換算等について解説したいと思います。
↓薬剤師の豆知識ブログ『薬剤師のすゝめ』の記事のリンクです。
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