医師の処方箋が不要な医療用医薬品について、薬局が顧客の必要量だけを取り出して販売する「零売(れいばい)」(分割販売)が広がっている。府内でも会員制で分割販売を行う薬局が登場。新型コロナウイルスの感染拡大で通院による感染リスクが懸念される中、「いつもの薬を処方してもらうためだけに病院に出向く必要がなくなった」と好評のようだ。

 
 

 大阪市北区の繁華街・北新地に21年8月に開店した「アリス薬局」では、痛み止めやビタミン剤、胃腸薬、漢方などの分割販売を取り扱っている。薬剤師の石井結衣社長(33)は「ドラッグストアと病院の中間的な存在。薬でセルフメディケーション(自己治療)する人たちの、服用薬のことを詳しく教えてほしい、相談がしたい、といった要望に応えることができる」と説明する。

 

 アリス薬局は17年に堺筋本町で開店し、北新地店が2店目だ。会員制で、堺筋本町店には4000人以上の顧客が登録している。新型コロナ感染拡大以降、来店者数が増加しており、石井社長は「感染リスクを考えると、病院へ出向くのが怖いという声も多い」と語る。無制限な販売に陥らないようカウンセリングを徹底しており、「薬だけ早くほしいという方もいるが、対面でしっかり説明を聞いてもらう。大量の薬を処方されている方などには、まず医師による治療が優先だとお伝えしている」と話す。

 
 

 薬局開設申請を管轄する市生活衛生課は、「医師による診断と処方箋が大前提で、分割販売はやむを得ない場合の手段の一つとして捉えてほしい。薬局へは、販売後も服用者の状況確認などを行うよう指導している」としている。

 
https://news.yahoo.co.jp/articles/a860c76ca61dcf50243f7d4fc7ce33363d8e74fd
引用元:毎日新聞
 

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