薬の正しい知識を子どもたちに伝えようと、茨城県薬剤師会学校薬剤師部会(水戸市)と、日本大学薬学部薬剤師教育センター(千葉県船橋市)が、スライド上映対応の新教材を共同開発した。既存の教材に手を加え、キャラクターのデザインや物語、演出方法にも工夫を凝らした茨城県オリジナル。活用方法を紹介するイメージ動画も作成し、県内だけでなく全国での活用を呼び掛けている。

 

開発した教材はイラスト版「勇者ジョーザの冒険」。姫を助けるため、勇者と一緒にミッションに挑む設定で、クイズや実験を通して薬の量や飲み方、副作用などについて正しい知識に導く内容だ。つくばビジネスカレッジ専門学校(つくば市)の学生がキャラクターをデザインした。

 

学校薬剤師は、学校の環境衛生(換気、採光、照明など)に関する指導や助言を行う役割を担う。2009年4月からは、環境衛生に加え、健康相談や保健指導にも携わっている。

 

同会学校薬剤師部会では17年度から、既存の教材を活用して「くすり教育実践研修会」を実施し、20年度から独自の教材開発に着手。ワークショップなどでアイデアを出し合い、新しい形にまとめてきた。実験を取り入れ、参加型にしたのも特徴だ。

 

「従来のような詰め込み式ではなく、児童生徒を引きつけるための工夫が必要だった」と、日本大学薬学部准教授の安部恵さん。

 

現在、実際の活用方法を紹介するイメージ動画も制作中だ。動画作成チームとして県内の学校薬剤師など7人が参加しており、今月9日には、キャラクターの衣装を身に着け、スライドに合わせてせりふを読み上げる動画撮影に挑戦した。

 

同部会長の河合光恵さんは「子どもたちが楽しんで参加し、正しい薬の使い方を知るきっかけになるよう、全国で広く活用してほしい」と話している。

 

教材は「勇者ジョーザの冒険」を含めて2種類あり、9月20日以降、県薬剤師会、くすりの適正使用協議会の各ホームページからダウンロードが可能。動画はYouTube(ユーチューブ)で配信する。


https://news.yahoo.co.jp/articles/78872bf9ea376f81c19045486660d1df777e38ca
引用元:茨城新聞社
 

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