病院では手術室の中で、硬膜外麻酔などの調製を薬剤師がする施設も増えてきています。

自分も手術室で患者さんが外科手術を施術されている横で調製をしていた経験があります。

手術室内は場合によっては、リラックスできる音楽が流れていたり、superflyみたいなノリの良い音楽が流れていたりして、TVなどでのイメージとは結構かけ離れていたりします。

調製をしていると暑いな〜と思うことがありました。
患者さんを低体温にさせないため、比較的温度が高めに設定されているためです。

なぜ温度を高くしておく必要があるのか?
少し調べたことがあることをメモしたいと思います。

術前は当然、麻酔が入ります。
麻酔が入ることで筋弛緩作用が起こり、体温が低下します。
他にも患者さんは服を着てませんので、体温が低下します。

35°C以下で手術部位感染(SSI)のリスクが
オッズ比4.9(95%CI 1.7-14.5)と報告されています。
Kurz A et al: New Eng J Med 1996;334:1209-1215.

ただし正常体温維持においては
  • SSI減少目的で加温器具を用い患者身体を温める
  • 術中並びに術後2時間の体温維持が一般的ですが、期間に関してはコンセンサスが得られていない
  • 室温を上げすぎることには否定的(手術スタッフの不快感、汗)
薬剤師には直接関係ない内容になってしまった感じですが、
自分と同じで疑問に思うかたの参考になれば嬉しいなという思いで投稿します。

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yossi
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クスリは反対から読むとリスクです。クスリに情報が加わると医薬品になると考えています。日常業務の情報を発信して行きたいと思います。
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日本医療薬学専門薬剤師

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