日本小児科学会のInjury Alert(傷害速報)
医療現場では毎日、傷害を受けた子どもたちの診療を行っています。小児科医は、「こんな事故が起こるのか」とびっくりする事例に遭遇していますが、それらは単発で症例報告されることもほとんどありません。その情報がないため予防策にはつながらず、漫然と同じ傷害が起こっています。重症度が高い傷害を繰り返さないためには、発生状況を詳細に記録することが不可欠です。
そこで、こどもの生活環境改善委員会では、2008年に日本小児科学会雑誌と学会ホームページに「Injury Alert(傷害速報)」の項目を設けました。また、2011年からは学会ホームページに「類似事例」の掲載を開始しました。
この速報は症例報告ではありません。傷害の事実のみをできる限り正確に記載しました。また、当委員会の「傷害速報」担当が簡単なコメントを記載しています。日本小児科学会へはこれまで多数の投稿をいただいており、学会誌とホームページ上へ継続して掲載しております。
今後も子どもたちの傷害を予防するため、小児科医には貴重な症例を報告する責務があると考えています。
という、大事な情報共有。
自分は、薬局の薬剤師しか勤務経験がありません。
病院では信じられないぐらいの人間の姿をみたり、思いもよらないきっかけで、生死をさまよう状態になった人を見るのだろうなと思います。
ときどき、このInjury Alertを見ることがあり、病院の先生、スタッフ、ここにいる病院薬剤師の皆さんもかかわっておられると思いますが、
そういう皆様がつなげて街に戻された命を、薬局薬剤師として、街の薬剤師として、また街の中で生きて、育てていかないといけないなと思います。
誰のせいでもない、当時防ぐことが難しかったであろうことで、不自由をしている当人。どうしようもなかっただろうに、自分を責めてしまう家族、身内。
病気(薬)を見るだけでなく、患者自身を見て、かつ家族とコミュニティもひっくるめて目にかける。
薬局薬剤師なので。
リンクは貼りません。
私は最初、怖くなりました。今は、勉強の延長としてみています。
「傷害速報」とか「Injury Alert」と検索したらトップで出てくると思います。
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