療養・回復期病院でも薬剤師の活躍する場はありますよ。
勤務先の病院は一般病床はありますが、、メインは療養病床や回復期病床です。急性期病院から転院して、リハビリをして自宅へ退院したり、施設に入所したり、病状が落ち着いたので療養したり、残念ながら看取り目的の方もいます。
私はNSTのメンバーで、毎週水曜日に病棟の回診があります。
回診前に点滴を含めた投薬内容、検査値、BMIや食事形態などチェックしています。
経過を見たり全く介入の余地がない患者さんばかりの時もありますが、今回は介入すべき患者さんが数名いました。
入院時HbA1cが8台、糖尿病の治療薬が処方されいるけど血糖コントロールがイマイチな患者さんに普通食がでていたので、これを糖尿病食に変更してもらいました。これで食事の加算も取れます。
転院してきて時々あるのが、下痢傾向で、経管栄養のハイネイーゲルを使用しているけど、下痢止めや整腸剤を内服してなんとかコントロールしているというパターンです。そういう場合、ランソプラゾールなどの胃酸分泌抑制剤が処方されていないか確認します。
ハイネイーゲルは胃酸と混ざるとゲル化する経管栄養剤です。つまりフルーチェと同じ原理です。胃酸の酸度が胃酸分泌抑制剤で低下するとゲル化せず液体のままとなって、ハイネイーゲルを投与している意味がなくなってしまいます。ランソプラゾール等を中止してもらうことで、整腸剤ぐらいだけで問題なく管理できることが多いです。それでも下痢が続くようならば他の経管栄養剤に変更が必要でしょう。
今回もハイネイーゲル+ランソプラゾールのパターンでした。
急性期病院じゃなくても薬剤師の知識が活かせて関われることがたくさんあります。
こういったことを少しずつ発信できたらいいなと思います。
私はNSTのメンバーで、毎週水曜日に病棟の回診があります。
回診前に点滴を含めた投薬内容、検査値、BMIや食事形態などチェックしています。
経過を見たり全く介入の余地がない患者さんばかりの時もありますが、今回は介入すべき患者さんが数名いました。
入院時HbA1cが8台、糖尿病の治療薬が処方されいるけど血糖コントロールがイマイチな患者さんに普通食がでていたので、これを糖尿病食に変更してもらいました。これで食事の加算も取れます。
転院してきて時々あるのが、下痢傾向で、経管栄養のハイネイーゲルを使用しているけど、下痢止めや整腸剤を内服してなんとかコントロールしているというパターンです。そういう場合、ランソプラゾールなどの胃酸分泌抑制剤が処方されていないか確認します。
ハイネイーゲルは胃酸と混ざるとゲル化する経管栄養剤です。つまりフルーチェと同じ原理です。胃酸の酸度が胃酸分泌抑制剤で低下するとゲル化せず液体のままとなって、ハイネイーゲルを投与している意味がなくなってしまいます。ランソプラゾール等を中止してもらうことで、整腸剤ぐらいだけで問題なく管理できることが多いです。それでも下痢が続くようならば他の経管栄養剤に変更が必要でしょう。
今回もハイネイーゲル+ランソプラゾールのパターンでした。
急性期病院じゃなくても薬剤師の知識が活かせて関われることがたくさんあります。
こういったことを少しずつ発信できたらいいなと思います。
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