緩和ケアチームに所属している薬剤師です。
普段、どんな仕事をしているのか簡単にメモしたいと思います。

所属している緩和ケアチームは専従の医師、看護師の他に検討会には麻酔科、精神科、腫瘍内科の医師、栄養士、理学療法士、そして薬剤師がいます。他にも他職種が加わっていることもあります。

週に一回、カンファレンスが開かれ新規介入患者さんに対する緩和の介入方針(患者背景、プロブレムの抽出、鎮痛薬の選択、用量設定、せん妄対策の検討など)や継続介入患者さんのモニタリングなどをディスカッションしています。

多くの病院の施設がそうかもしれませんが、チーム医療に所属する薬剤師は兼務がほとんどではないでしょうか?僕は病棟担当と緩和ケアの兼務です。チーム医療に割ける時間は雀の涙程度しかなく、絶対的に時間足りないところが多いのかなと思います。

限られた時間の中でパフォーマンスを発揮する場合、業務を取捨選択せざるを得ないです。
依頼の多くは疼痛コントロール、精神的フォロー、せん妄対策などその他の症状緩和といったところが中心になります。患者背景がとにかく複雑なケースが多いので、情報収集をちゃんと行うとすごく時間がかかります。ここは同じような境遇の人はわかる!と共感してもらえるのかなと思います。

新規介入患者さんに対しては必ず薬剤師からの意見も求められます。
多くは当たり前ですが鎮痛薬の選択、せん妄リスク薬剤の整理、腎機能からの用量設定、相互作用の注意など薬関連です。
各専門領域の視点からの意見はとてつもなく勉強になることが多いです。
そして病態について、自分はほんと知識がないなぁといつも思います。

勉強ってどうやっていけば良いですか?って後輩に質問されることもありますが皆さんどうしてますか?
僕は知識は使わないと知恵にならないから、どんどん発信していくと良いよと答えるようにしています。
これは毎週のように他職種へ薬剤師の視点からの意見を求められる中で感じた肌感ですが、
相手に伝えるために勉強すると効率よく知識が定着すると思います。
アウトプット:インプット=7:3くらいでしょうか?
アウトプットの中にインプットが含まれているような感覚です。

話がそれましたが、今後も他職種との連携の中で勉強になったことを自分の知識とするためにも発信してみたいと思います。





 

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yossi
性別
男性
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自己紹介
クスリは反対から読むとリスクです。クスリに情報が加わると医薬品になると考えています。日常業務の情報を発信して行きたいと思います。
保有資格
日本医療薬学専門薬剤師

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