日本神経学会のパーキンソン病診療ガイドライン2018では、L−ドパとドパミンアゴニスト間の換算量の記載がある。一部抜粋して紹介する。また薬物相互の変更時にこの換算表を用いる際、この換算表は目安であり、患者の状態に応じて適宜用量の調節をすることとされている。
 
表1 L−ドパ換算用量相当量(Levodopa equivalent daialy dose:LEDD)への換算表
薬剤名 変換倍率
L-ドパ(DCIと合剤) ×1
デュオドーパ® ×1.11
エンタカポン(またはスタレボ) L-ドパ×0.33
セレギリン ×10
ラサジリン ×100
ブロモクリプチン ×10
カベルゴリン ×66.7
ペルゴリド ×100
プラミペキソール ×100
ロピニロール ×20
ロチゴチン ×13.3
アポモルヒネ ×10
アマンタジン ×1
(Tomlinson CL,et al. Systematic review of levodopa dose equivalency reporting in Parkinson's disease.Mov Disord.2010 : 25(15) :2649-2653.を引用・改変)
 
表2 ドパミンアゴニスト間での用量比
ドパミンアゴニスト(mg/日) 用量 用量 用量 用量
ロピニロール 2 4 6 8〜9
プラミペキソール 0.5 1.0 1.5 2.0
ブロモクリプチン 5 10 15 20
カベルゴリン 0.8 1.5 2〜2.5 3.0
ペルゴリド 0.5 1.0 1.5(適応外) 2.0(適応外)
ロチゴチン 4.5 9 13.5 18
(パーキンソン病治療ガイドライン2011を引用・改変)

Reference
パーキンソン病診療ガイドライン2018 https://www.neurology-jp.org/guidelinem/parkinson_2018.html

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自己紹介
数年前に某大学病院薬剤部で勤務。
病棟は神経内科を担当。
その後、地方の病院に再就職し現在に至る。
現在は外科病棟を担当しつつICT・ASTを兼務。

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