第20回【アメリカの薬剤師免許を取得して】まとめ
第20回『アメリカの薬剤師免許を取得して』
ヤクテラスでは様々な分野でご活躍されている薬剤師さんをお招きする
「ピックアップ薬剤師」というコーナーがございます。
薬剤師としてのやりがい・楽しみ・マインドなどを、ご本人のメモを通してお話を伺います。
明日からのモチベーションがさらにあがるようなお話があるかもしれません。
「ピックアップ薬剤師」というコーナーがございます。
薬剤師としてのやりがい・楽しみ・マインドなどを、ご本人のメモを通してお話を伺います。
明日からのモチベーションがさらにあがるようなお話があるかもしれません。
第20回 ピックアップ薬剤師
第20回は、Мさんにお話を伺いました。
アメリカで薬剤師免許を取得したMさんが感じたアメリカと日本の薬剤師の違いや、仕事に対する意識の違い、教育の違い、国民性や日本人の強み、さらにはアメリカで免許を取る具体的な方法など、貴重なお話を聞くことができました!
【アメリカと日本と薬剤師の違い】
第20回は、Мさんにお話を伺いました。
①薬剤師の職能の広さ
- インフルエンザ予防接種などのワクチンを打つことができる
- 処方権がある
- 検査オーダー可能
②定期的に免許の更新が必要
州によって法律が異なるため引越しをすれば免許を取得しなおすことも
【実務実習の違い】
アメリカは1年程度実習を行う。日本は11週間。実習中はインターンライセンスがあり、基本的に薬剤師と同じことができる。
バンコマイシン、アミノグリコシド系のTDMや、用量調節、次の採血をいつにするか、
どんな検査オーダーが必要か、等を考え薬剤師とディスカッションする。
学生のみでラウンドを行うこともあるとか。
つまり、学生が主体的、アウトプット重視。
【保険制度の違い】
アメリカは国民皆保険ではないため、医療費が高い。軽い風邪や湿疹などではクリニックに行かず、まずは薬局で薬剤師に相談。
OTCでセルフメディケーションを行う。
患者側からみると、薬剤師は身近な存在であり、頼りにされているため
尊敬する職業として上位にランクインしている。
【仕事に対する意識の違い】
アメリカではクリニックに行く前に薬剤師に相談する人が多いため、薬剤師は患者から信頼される存在。ワクチン接種やリフィル処方など権限が広い分責任が重い。
プロフェッショナルの意識を持って仕事をしている人が多い。
【アメリカで免許を取得するには?】
①アメリカの大学で学部単位を取り、さらに大学院4年②日本の大学で取った単位を利用しアメリカの大学院へ編入(3年)
③外国人薬剤師として登録アメリカでインターン&英語の試験
大きく分けて上記3つ。どれを選ぶにしても英語は必須!
【国民性と強み】
日本の薬剤師の方が服薬指導が丁寧。深く話を聞いたり、患者に寄り添う姿勢が日本人の強み。
アメリカ人は仕事に対するプロフェッショナルの意識が高い。
オンオフの切替が上手で、ライフワークバランスがしっかりしている。
【若手へのメッセージ】
目先のことより「10年後どうなっていたいか、そのためにどうしたらいいか」
考えて行動することが大切!
実際Mさんは海外で学びたいというビジョンを持ち、英語が喋れなくても語学留学へ行った行動力ある方です!
自分のやりたいことを見つけて、飛び込んでいく、
Mさんの行動力、バイタリティーがすばらしいと思いました。
動画閲覧はこちら
→https://yakuterrace.com/u/ey9mzkxryr/yby1fv3ysss5px
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