昨年、薬機法と薬剤師法の一部改正がありました。この2つに共通する内容が、「調剤後の継続的な患者の服薬管理」です。

つまり、「調剤して渡して終わり」ではなく、渡した後も電話等で体調変化についてフォローしてくださいね、必要があれば病院に情報提供して連携をとってくださいね、というもの。現に今年度の調剤報酬改定では、調剤後のフォローアップに対しての加算が新設されています。

私の会社では、少し前からこの電話連絡を1つの業務として取り組んでいます。今回は、電話連絡を行う意義を感じたエピソードです。

最後にお薬をお渡ししてから、1ヶ月以上来局のない患者さんがいました。わたしが配属される前から薬局を利用してくださっている方で、いつもご家族が処方箋を持ってきてくださってました。もしかしたら、体調崩したのかもしれない、と心配になり電話をしました。

すると息子さんが出られて、最近のことを教えてくださいました。内容は割愛しますが、ご家族のこと、ご自身の仕事のことで、この数ヶ月は目まぐるしい日々だったそうです。最近やっと落ち着いた、とおっしゃっていました。
「お薬のことで、またお世話になると思うので、よろしくお願いします」と息子さんがおっしゃられたので、「少しでもお役に立てることがあれば、協力させて頂きますので、いつでも連絡してください。」とお伝えしました。

すると「こんな風に気にかけてくれる人、他にいません。ありがとうございます!」と、想像以上のお言葉を頂いて、、。

正直テキトーにあしらわれたり、迷惑がられることもあったので、電話連絡に対して消極的だったのですが、今回の出来事を通じて、薬局からのお声がけで救われる方もいるんだ、と感じました。
薬局で働いてるからこそできる、服薬以外の患者(ご家族)ケアなのではないかと。

患者さんの立場に立って、薬局として、薬剤師として何ができるのか、考え続けていこうと思います。

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まぐみっと。
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今年3年目の薬局薬剤師です。
まだまだわからないことだらけですが、頑張りたいです:)

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