「吸入薬、はめといてくれない?」

こう聞かれたのは2回目。なかなか、このレスピマットが大変で…。
カートリッジの装填するのに結構、パワーを使います。
フレイルの評価基準に握力(筋力)がありますが、もう80代の平均握力からみた筋力で考えると結構辛いものがあるような気がしています。

私の初めての経験のとき、はめ込むのに「え?これ合っているよね?」って思うぐらい、固かったし。
その前で、カバーを開けるのに、ボタンが小さいし、「え?これ合っているよね?」って思うぐらい開かない。

外来で来ている患者さんは大丈夫かなぁって思うけど、訪問で入るような方になるとかなり重労働だろうと思う。
あんな鉄壁な守りを破るかのごとく大変なカートリッジ装填のくせに、フワッとした優しい噴霧...。
そりゃ「これ、薬でてんの?」って聞かれますよね。

今回の訪問の患者さんは、管理はしっかりとできているから月1回の訪問。
(先生は2週間ごとで訪問、薬はちゃんとできているから、1か月分処方にしてもらってる)
だから、カートリッジ装填したら次来るのは1か月後、余裕をもって今つかっている分の次の分を装填して帰らないといけない。
インタビューフォームで確認して、苛酷試験で3か月までは大丈夫そうだから、毎回、1個はカートリッジを装填したものを、置いて帰ることで対応となった。

なかなか、吸入を使うのもたいへんで、数年前の患者さんでウルティブロを使ってみようってことになって、ブリーズヘラーを試してみたけど、手数が多いし、カプセルをセットするのが手が震えてるし、見えてないし。落としたら拾うのに息切れするし…

なかなか在宅での吸入治療には、どこまで、薬剤師として知識を活用して個別な方法を探っていくので、大変というか、面白いというか。
訪問看護ステーションに作業療法士(OT)さんがいたら、案外100均などで、補助具を作ってくれて解決したりもすることがあるけど。
 

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性別
男性
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自己紹介
2001年4月に薬剤師になって、ずっと薬局薬剤師をしている、昭和53年生まれです。
2013年から東京都下で小さな薬局をしています。
集中率20%弱の門前不在の薬局をひっそり。
在宅医療や地域での連携を時間を作ってやってます。

小児薬物療法認定薬剤師も持ってたけど、更新を忘れて失効してます。(また取らなきゃ)
保有資格
認定実務実習指導薬剤師

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