この本の舞台は岩手県です。あらすじとして、

「分かり合えない母と娘」
壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるか?
羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語。
いじめが原因で学校に行けなくなった高校生・美緒の唯一の心のよりどころは、祖父母がくれた赤いホームスパンのショールだった。
ところが、このショールをめぐって、母と口論になり、少女は岩手県盛岡市の祖父の元へ家出をしてしまう。美緒は、ホームスパンの職人である祖父とともに働くことで、職人たちの思いの尊さを知る。
一方、美緒が不在となった東京では、父と母の間にも離婚話が持ち上がり……。
実は、とてもみじかい「家族の時間」が終わろうとしていた――。


私はこの本を通して、薬剤師として考えさせられることが多かったです。
いくつか印象に残った文章をご紹介させて頂きます。

大事なもののための我慢は自分を磨く。ただ、辛いだけの我慢は命が削られていくだけ。
厳しい職場での辛いだけの我慢はやめようと思えました。

丁寧な仕事と暮らしに役立つものづくり。
心にもない言葉など、いくらでも言える。見た目を偽ることも、偽りを耳に流し込むことも。でも触感は偽れない。心と繋がっている脈の速さや肌の熱は隠せないんだ。ものだって同じ。触ってみなさい。

私たち薬剤師も薬というものを扱う職人だと思っているのですが、やはり直接薬を触って心を込めて丁寧な仕事をして世の中に役立つ必要があるのだと思えました。

一つのことを仕上げると次の目標が生まれてくる。
3年目の薬剤師となり、自分なりに一つの仕事を仕上げることが出来ました。そうすると不思議と新しい目標が生まれました。

感想文のような文章になってしまいましたが、ご紹介した小説はとても素晴らしいキラキラとした言葉が散りばめられていて、絶対に岩手に行ってみたいなと思いました。

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