いつも薬を一包化する患者さん。
どうしても時間がかかってしまうので、待ち時間用に本を持ってきてました。
しかし、投薬台に忘れて帰ってしまいました。
たくさんのお薬をバッグに入れるため、本を出したら、そのまま忘れてしまったようでした。

よくよく見たら、図書館で借りた本です。
2ヶ月に一度くらいでしか来ない患者さん。
お家も近くないし、ご高齢でもあったので、本を郵送しました。
無事に届いたときは奥様が、電話を下さいました。

その患者さんが、今日再び来局しました。
お礼にお菓子を持ってきてくれました。
とてもかわいい形のサブレでした。

ここからは私の勝手な想像ですが、
どこか買い物に行った際に、奥様が
「この前、薬局さんに本を送ってもらったから何かお礼をしましょう」
「このサブレなんかかわいくていいんじゃない？」
「今日、薬局さんへこれ持ってって」
なんて話してたのかなと。
真実はわかりませんが、少しでも薬局のことを考えてくれたのかと思うとなんだかうれしくなりました。

お菓子もうれしいですが、それ以上に我々のことを思ってくれた時間がうれしかったのです。